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テーマ:セカンドライフ(155)
カテゴリ:生き方・モラル
僕の父親は昭和11年(1936年)生まれなので、今年76歳になります。
それでいまだ現役です。 たまに実家に帰っても、 平日は、朝早くから夜までみっちり働いているので、 僕が子ども時分のときと変わらない光景です。 大阪・堺市内の小さな町工場に勤めているのですが、 もう僕が生まれるはるか前からその工場に詰めていて、 ですから50年以上のキャリア。 本来なら定年を遠に過ぎているわけですから、 後進に道を譲って晴耕雨読の生活になるはずですが、 その後進がなかなか育たず、社長が離してくれないらしいのです。 齢70半ば過ぎの爺さんに「現役引退をしてもらっちゃ困る」というのは、 会社経営という側面から見ればどうかと思うのですが、 うちの父親の視点で見れば、 今でも重用されていることに意気を感じているでしょうし、 何より、身体も頭脳もなまってしまうことがありません。 そういうわけで、僕自身のこれからのキャリアを考えても 「生涯現役」という言葉が違和感なく浸透しています。 もちろん今の勤務先にはきっちり定年がありますから 生涯にわたって働き続けることは不可能ですが、 リタイア後は場を変えて、現役時代に培ったスキルを使って、 あらゆるコトができるんじゃないか、と思っています。 むしろ、そうなるように今のうちから自己啓発にいそしんでいる、 と言い換えても良いかも知れません。 どうせ僕がリタイアする頃には、 年金は満額支払ってもらえる保証はないですしね。 「政府が悪い、行政が悪い」と吠えても、無い袖は振れないでしょうし、 現実を現実のものとしてとらえれば、 やっぱり食うためには「生涯現役」なんですよ、きっと。
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