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テーマ:生き方上手(689)
カテゴリ:生き方・モラル
自己基盤(パーソナル・ファウンデーション)を深めるために、
一冊の本を手に取ってみました。 著者のトーマス・レナードさんは、 米国においてコーチングの基礎を構築した人。 いわばコーチングの生みの親です。 残念ながら病にたおれ、もう何年も前に帰らぬ人となってしまいましたが、 彼が生み出したコーチング理論は世界中のコーチングを学ぶ人に 大きな影響を与えています。 その彼がコーチング理論を深める中で編み出したのが 『パーソナル・ファウンデーション』。 手に取った本には 「自分の目の前に起きた現実、自分のこれからの人生、 こういうふうにとらえるときっと良い結果になるよ!」 という内容が散りばめられています。 どこを読んでも「ほーっ、なるほど」と手を打つ内容なのですが、 その中でひときわ目に入ったのが 「夢をなるべく持つな」というフレーズ。 この種の自己啓発本は、えてして「夢を持つことの大切さ」を とうとうと語っているケースが大半なので、 「夢を持つな」という逆説は大きなインパクトがあります。 どういうことだろう? と文字を追っていくと、 こんな意味の内容が書いてありました。 夢を追うことそのものは悪くない。 ただし現在の状況を正視せず、夢を追い求めるのは良くない。 生きていく上で一番重要なのは、今現在を楽しく生きることだ。 今が楽しくなくて、将来の夢が叶うはずもない。 だから夢の追求よりも、今現在を楽しく生きること。 これこそが私たちが追い求めるべきことなのだ。 なるほどなぁ、と思いました。 肝心なのは今、この瞬間なんですよね。 現在の生き様が楽しめているかどうか。充実しているかどうか。 ここが担保されてこその将来の自分なわけです。 改めて、良い本に巡り会いました。
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