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テーマ:心理(284)
カテゴリ:ビジネス・経済・政治
先日パスタ店に入ってメニューを開くと、
実にたくさんのパスタ料理が写真付きで並んでいました。 さほどどれを選ぶか迷わない僕でも けっこう目移りしてしまい、 決めるのに5分近くを要しました。 「選択肢が多ければ良い」ってもんじゃないようです。 先日とあるメルマガにこんな話が紹介されていました。 米国のある研究者が、 スーパーマーケットでジャムの販売実験をしました。 販売コーナーは2つのパターンを用意。 1つめのコーナーは6種類のジャムが試食できる。 もう1つのコーナーは試食できるジャムが24種類。 その2つのコーナーを時間帯によって入れ替え、 来店客の行動を追跡したんだそうです。 そうすると24種類のジャムを並べたときは 来店客の60%が立ち寄りましたが、 6種類のときは40%しか立ち寄りませんでした。 ところがそれぞれの試食した人のジャムの購入率は、 6種類だったときの購入者は30%だったのに対し、 24種類だったときのそれはわずか3%だったんだそうです。 つまり人は、選択肢が多ければ多いほど、 「行動を先送りする」傾向がある、ということです。 そういう法則から見ていくと、 今の政治は議員の数も政党の数も多すぎるから 先送り傾向に拍車がかかり、何も決まらないまま、 ということなのかもしれません。
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