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カテゴリ:読書・本
もう何十年ぶりでしょうか。公立図書館の門をくぐりました。
たぶん小学生か中学生の頃に、富田林市の図書館を利用したのが最後。 それ以後、貸出期限があるのと返却するのが面倒で、 「本は買うもの」と心に決めていたフシがあります。 しかし、やはり本を買い続けると 置き場所にも困りますし、経済的に圧迫されるのも事実。 そんなわけで、利用カードを作りました。 このカードで所沢や入間など、 近隣の市の図書館も利用できるそうです。 で、さっそく借りた本がこれ いきなりシリアスな本を借りてしまいました(^^ゞ この狭山事件、僕が生まれた年に起こった、 女子高生殺害事件ですが、舞台となったのが今の居住地です。 被害者の自宅は現存しますし、 身代金の受け渡し場所だった酒屋さんも、 残念ながらつい数年前に店じまいしましたが、 建物は残っています。 そして犯人とされた石川氏は 狭山市駅前で現在もひっそりと暮らしているそうです。 大阪出生の僕は、小学校2年生頃から道徳の時間で 頻繁にこの狭山事件のことを学びました。 僕の住んでいた富田林市の隣に狭山町(現在の大阪狭山市)があり、 そこで起きた事件だと思っていましたが、 それがすぐに違う、と分かると同時に、 「埼玉県というところにも狭山という町がある」のを もう小学校低学年の頃にインプットしました。 時代が下って、まさかその地に住まうことになろうとは、 当時は知るよしもありませんでしたが。 小学校の頃から嫌というほど聞かされた事件なので、 当然、この地でも語り継がれているのかと思いきや、 意外なことに僕と同世代の地元の人たちは、 ほとんどこの事件のことを知らないんです。 「そういえば、そういう事件があったのを 子どもの頃に聞いたような……」 程度の記憶なんですよね。 その程度の扱いであることに逆に驚いたものです。 地元にとってはあまりにも生々しくて、 むしろフタをしてしまっているのでしょうか。 この事件、惜しむらくは真犯人がまだ分かっていない、 ということです。
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最終更新日
2012年04月07日 16時12分24秒
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