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カテゴリ:生き方・モラル
とある若手女性社員。
面談で彼女は「笑顔ができないときがある」と。 仕事が嵩んできたり、ミスを起こしてしまったりすると、 もうそればかりが頭の中を駆けめぐり、一気に元気がなくなる。 まぁそれは彼女でなくとも誰しもあることでしょう。 「とにかく笑顔に戻さないと」と意識して、 笑顔を作ろうとするけれども、なかなかうまくいかない。 そうつぶやく彼女はすっかりうつむいてしまいました。 --そういう自分も認めなきゃね。 「え?」 --つらくて、悲しくて、とても笑顔なんかできない。 そんな自分を承認することだよ。 「はぁ……」 キョトンとする彼女。「どういうこと?」と言わんばかりの表情です。 どうしてもつらいとき、悲しいときに、 ムリに笑顔を作ってしまうと、 それは自分の本心にウソをついてしまうことになります。 自分にウソをつくと、本当の自分を見失ってしまい、 もっと取り返しのつかない事態になってしまいます。 そうではなく、 悲しいときは悲しい、つらいときはつらい、と その感情を認め、笑いたくない自分を認めること。 そして、その笑いたくない自分というのは、 あまたある自分の表情の一部分であり、 それがすべてではない、ということを意識すること。 そうすれば、自分にOKすることができ、 明日は笑顔に戻るかもしれない。 そんな解説を加えると、次第に彼女の顔がほころんできました。 --今の話、理解できた? 「はい! 何だかとってもラクになりました」 --『笑顔でいなければならない』と思ってた? 「そうなんです。そうしなければならないって」 --それ、苦しいでしょ? 「そう。苦しかったんです。気が重かったんです」 --だよね。まったく逆。笑顔になれなければならなくて良いの。 そういうときもある。それで良いんだよ。 すっかり霧が晴れたかのような表情をしてくれました。 僕もなかなかええこと言うのぉ~♪
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