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テーマ:誠実な生き方(13)
カテゴリ:生き方・モラル
昨日、東京電力の株主総会が行われ、
その様子が夜のニュースで報道されていました。 去年に引き続き紛糾したようですが、 今回はグループが経営する『東電病院』がやり玉に挙がったそうです。 この病院は東電職員や家族しか利用することができず、 しかもベッド数が120近くあるにもかかわらず 常時入院している患者数は20人ほど。 稼働率で20%を切っているわけで、経営という側面から見れば 赤字を垂れ流している状態です。 その病院の運営費は、私たちが支払っている電力料金でまかなわれていて、 「こんな理不尽なことはない」と質問に立った東京都副知事の猪瀬直樹氏が 主張したのですが、その時の東電経営側の答弁が良くありませんでした。 曰く「医師が原発事故の被災地である福島に大量に派遣されているから」 と答えたらしいのですが、そのあたりも猪瀬紙は 「派遣されている医師は1名ほどしかいない」事実を既に調査済みで、 ですからベッドの稼働率が低い理由にはならないと語気を強めたとのこと。 東電経営側は、質問に対して『ごまかし』と『責任転嫁』をすることで、 窮地に陥ってしまったわけです。 『ごまかし』や『責任転嫁』といった不誠実な態度は、 より相手との関係を悪化させます。 今日の日記はたまたま株主総会を題材にしていますが、 これはふだんの僕たちの仕事や生活面でもあり得ることです。 人間ですから失敗やミスは起こります。 起こってしまったものはしょうがありません。 肝心なのは、その時に相手に対してどういう説明をするか、 ということです。 相手は、自分の失敗やミスに対して突っ込んでくるのではなく、 不誠実な態度に対して突っ込んでくるのです。 時として、失敗やミスを犯してしまうことはあります。 求められているのは、その時に相手や周囲に対して 決してごまかさず、責任転嫁をせず、自分の非は真摯に認めることです。 そうでありたいと思います。
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