こんぱすコーチの全方位日記

昨日に続いて『Facebook』に関する話。
昨日はどちらかというと礼賛に近い内容でしたが、
今日は少しネガティブな話題です。

あっという間に全世界に広がったSNSの代表格『Facebook』。
今やユーザー数は全世界で10億人に届こうとしています。

新しもの好きの僕も数年前にアカウントを登録し、
チラホラと使い始めましたが、
ここに来て、何だか不思議な現象にとまどいを感じています。

ある日のこと、いつものようにFacebookを開けると、
『知り合いでは？』というメッセージとともに、
友人の息子さんの名前（アカウント）が示されていました。

Facebookは、友達のつながりを広げるために、
たとえば友達の友達を「知り合いではないか？」と提示したり、
居住地や勤務先、出身校、生年月日、性別、コミュニティなどの属性を分析して
共通項があると推測される人を、やはり「知り合いでは？」と提示して、
つながりを広げようとしています。
人と人とのつながりが広がることが、
Facebook側にもメリットがあるからです。

しかし、友人の息子さんは確かに知っていますが、
それをFacebookが「知り合いでは？」と提示してきた根拠が、
まったく推測ができません。

というのもその友人はFacebookをやっていないため、
「知り合いの知り合い」というつながりが
Facebook上では再現できないのです。

むろん、年齢も居住地も職業も違えば、趣味もコミュニティも違います。
考え得るつながりは『友人の息子』ということのみ。

そういえば、ヨメさんも数ヶ月前、
気まぐれにFacebookに登録したのですが、
僕のことを「知り合いではないか？」と提示され、
それは理解できるのですが、
ある日突然、息子の同級生であるお嬢さんのアカウントが表示され
やはり「知り合いではないか？」と提示されたのだそうです。

そのお嬢さんの母親とはたまたま今でもおつきあいがあり、
確かに知り合いではありますが、しかしその母親はFacebookはしてません。

さらには、別の同級生の母親（その人とも今でもつきあいがありますが）は、
やはりFacebookはしていないのですが、ある日、彼女のメールアドレス宛に
「あなたの知り合いと思われる方がFacebookに登録しています」
という旨のメールが届き、
そこにうちのヨメさんの名前が掲げられていたんだそうです。

あまりに気味悪さに、ヨメさんはそれ以後、
Facebookにつなごうとはしません。

いろいろと調べてみると、元凶がわかりました。
「プライバシー設定」中の「つながりの設定」の初期値が、
『すべてのユーザー』になっているからです。
この設定だと、登録しているメールアドレスを踏み台にし、
メアド先の人が登録しているメアドをも伝って調べていくのだそうで、
だから友人の息子さんを、ある日突然「知り合いでは？」と提示してきても
不思議でも何でもないわけです。

それにしても、人間、特別なつながりや特別な行動を、
あまり他人に知られたくない場合があるのも人情。
それをこうやって堂々と提示してくるような設定になっていること自体、
「いきすぎ」の感が否めません。

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