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テーマ:信頼関係が崩れる時は?(2)
カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
僕が推進しているプロジェクトについて、
ある執行役員から 「業務遂行上の大きなルール違反をしている」 と、物言いがつきました。 善後策を講じるために 直下の1人のマネジャーと協議しだしたのですが、 そのとき、課員のみんなには 結果と今後の方針を伝えるだけにとどめよう、 とする自分がいました。 なぜなら、 「余計な心配をみんなにかけたくない」ということと、 「プロジェクト推進者としてこのザマはみっともない、 みんなに知られたくない」 という2つの考えが自分の中に巣くったからです。 このうち後者の考えが大きかったと思います。 ところが、善後策をどうやって課員に伝えようか、 という段になって、 どう切り出しても不自然な表現になることが 分かってきました。 そのとき、マネジャーの彼がポツリと言った問いかけ。 「やっぱり、みんなに洗いざらいすべて打ち明けた方が よくありませんか?」 その瞬間、僕は自分の保身ばかりに意識が行ってしまい、 それによって課員のみんなを裏切る行為に 走ろうとしていることに気づきました。 まずい。 ふだんから偉そうに信頼関係の大切さを説いていながら、 その自分が裏切り行為を働いて 信頼関係を台無しにしようとしている。 これは自分の信条をも裏切る行為だ。 彼の問いかけの言葉によって救われました。 そのことをマイ・コーチに話すと、 「なるほど。で、彼にはちゃんとお礼を言った?」 と。 --あ、言ってない。 「まだ言ってないんですね。どうしましょうか?」 --今思ったんですが、朝礼の時にみんなの前で 課員のみんなを裏切ろうとしていたことの謝罪と、 その行為に気づかせてくれたマネジャーへの感謝を 話そうかな、と。 「うわー! それ良いですねぇ! ぜひやってくださいよ!」 そういう反応が返ってきました。 さて、その後どうなったか。 続きは明日書くことにします。
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