|
カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
先週から職場内の100数十人を対象にワークショップを行っています。
昨年の同じ時期にも行いましたが、 ふと気がつけば、昨年よりもずいぶんとリラックスしている自分に 気がつきました。 「どうしてだと思います?」 昨夜のコーチング・セッションで、マイコーチからかけられた質問に、 すぐさま気づいたことが一つ。 --全員の顔と名前が一致しているからでしょうかねぇ。 「ほぉー、なるほど。 全員の顔と名前が一致していることが、 リラックスしていることに大いに関係があるんですね?」 これまでコーチングやエニアグラムなど 数多くのワークショップに参加してきましたが、 やはり盛り上がるワークショップは、 進行役と参加者がインタラクティブに活発なやりとりが 行われていることが条件です。 その方が参加者のワークに対する集中度も高く、 ひいては学びも多い。 で、そういうインタラクティブなワークショップにするためには、 進行役がすべての参加者にまんべんなく指名して 意見や感想を言ってもらうよう仕掛けていくことが肝心。 ところが顔と名前が一致していないと、 この演出がなかなかできないことを、 昨年のワークショップ時では痛感していました。 偉いもので、顔と名前の覚えがすこぶる苦手な僕であっても、 半年に1回は個人面談をやったりしていると、 嫌でも顔と名前はおろか、性格や家族構成、 はたまた信条といったさまざまな属性情報も 何となくつかめてくるようになりました。 これがワークショップを進める上で大きなよりどころになります。 つまり余裕を持って、まんべんなく指名することができる。 そして指名した相手の意見を落ち着いて咀嚼しながら 自分の中に取り入れることができます。 これがリラックスできている大きなきっかけでしょう。 --それで、さらに大きな感覚を会得しましたよ。 「おお、それは何?」 --さまざまな答えを、すべて受け入れることができるんです。 ワークショップを行うに当たっては、 あらかじめ模範的な回答や進め方を準備しています。 しかし中には僕の問いかけに対して 思惑とは相反する答えが出てきたり、 話の方向が変わってしまうようなことも起きます。 以前の僕は、そういう展開がことのほかストレスでした。 でも今回は、相反する答えが出てきても 「なるほど、そういう考えもあるんですね!」 とその答えを受け入れ、あえて模範解答は言わずに 「多様な意見がある」事実を学びの一つにすり替えてしまう。 そういうアドリブを利かせられるようになっています。 --そういうのも、彼、彼女たちの顔と名前を 覚えていることが原点だと思うんですよ。 昨年と違い、ワークショップを楽しんでいる自分がいます。 これも一つの成長なのでしょうね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月04日 20時43分51秒
コメント(0) | コメントを書く
[コーチング・コミュニケーション] カテゴリの最新記事
|
|