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テーマ:ご近所付き合い(58)
カテゴリ:生き方・モラル
数日前、東京の世田谷で隣人が日本刀で斬り殺され、
加害者も自刃するという凄惨な事件が起きました。 被害者の女性がたくさんの植物を育てていて、 植木鉢が公道にはみ出していたことや、 周辺の野良猫にエサを与え続けた結果、 多くの猫が寄りつき、そこかしこで排泄するようになったこと などでいさかいになり、それが高じての悲惨な結末。 わが家も猫を飼っているだけに他人事には思えません。 とりあえず外猫を世話するには、周辺住民の理解のもとで 『地域猫』として行うべきで、 猫嫌い、動物嫌いの人が1人でも存在すると、 これは成立しません。 それでも野良猫をほっとけない場合は、 完全室内飼いを前提に家猫として迎え入れるのがベストでしょう。 そうは言っても、今回の事件はあまりにも極端。 どうしてこうなってしまったんでしょう。 近所の住民の証言では、 確かに数年前から争いがあったのは承知していたものの、 発端はとにかくささいなことだったらしいのです。 ふと、今、学んでいる『エニアグラム』のことを思いました。 人間の性格は概ね9つのタイプに分かれる、というエニアグラムの理論。 それぞれのタイプはさらに、 「健全」から「通常」を経て「不健全」に至る、 9つの段階に細分化されます。 そして「不健全」の状態だと、これはどのタイプであっても 情緒不安定となり、自分の考えや行動を制御できなくなり、 他人を傷つけたり自傷行為に陥る、とあります。 今回の事件は、加害者も被害者も、それぞれの性格タイプの 「不健全」な状態にまで陥っていたのでしょう。 自分を理解し、自分にOKを出す。 そういう考え方を確立しておくことが肝要であり、 そうすることで隣人への理解につながるわけで、 今回の事件の場合、どちらかがそのようなプロセスを踏んでいたら… と悔やまれるばかりです。
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最終更新日
2012年10月13日 18時01分27秒
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