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テーマ:古い漫画のはなし(16)
カテゴリ:旅行・レジャー・イベント
昨日、エニアグラムのアドバイザー試験を受けた場所は、
都内江東区は森下にある『江東区森下文化センター』でした。 初めて行く場所だったので、 最寄り駅の地下鉄・清澄白河駅からのルートを iPad片手に確かめつつ歩いていくと、 漫画のらくろの主人公のらくろの顔をかたどった プレートが並ぶ『のらくろーど』という通りに出ました。 (おや? これは……?) と思いつつ、目的地の文化センターに着くと、 『田河水泡・のらくろ館』という展示館が併設されていました。 『のらくろ』は僕の親以上の世代が リアルに楽しんだ漫画ですが、 僕も小学生の頃、たまたま学校に何巻か単行本が置いてあったので、 楽しみながら読んだ記憶があります。
どうやら作者の田河水泡(たがわすいほう)氏の生まれ育った町が、 この江東区界隈だったそうで、それが縁で開設されたようです。 せっかくなので、試験後に立ち寄ってみました。 こちらが晩年の作者・田河水泡氏です。 田河水泡という名前はもちろんペンネームですが、 この展示館を訪れて、その謂われを初めて知りました。 氏の本名は高見澤仲太郎と言い、ペンネームを考えるに当たって、 自身の姓をローマ字表記し、その区切りを変えて、 『TAKAMIZ・AWA』(たかみず・あわ)としようとしました。 で、『田河水泡』という漢字を当て、 『田河水(たかみず) 泡(あわ)』としたつもりだったのですが、 周囲やファンからは「たがわすいほう」としか読まれず、 本人も面倒になってそのままペンネームになったんだそうです。 『のらくろ』は、主人公の身寄りのない野良犬ののらくろが、 軍隊に入り、下等兵から中隊長になるまでの出世話で、 その間のエピソードがおもしろおかしく描かれています。 連載が始まった頃が昭和10年代なので、 ストーリーも時代を反映しています。 ただし戦後もずっと描かれ、昭和50年代まで続いていたんだそうですね。 晩年ののらくろは喫茶店のマスターだったそうです。 そんなシチュエーションも今回、展示館を訪れて初めて知りました。 上写真は、田河水泡氏の書斎を再現したものですが、 こういうロケーションでのらくろが生み出されていたんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月18日 11時18分43秒
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