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カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
「まさやんって、何だかいてくれるとホッとしますね」
定期的に通っている、月例勉強会が終わってから、 進行役の方にかけられた言葉です。 --え? そうなんですかっ? それは嬉しいです。 でも、どうしてそう感じるんでしょうねぇ。 思い当たるフシはあります。 いつの頃からか、 僕は会議やワークショップや研修などに参加するとき、 参加者の立場でありながら、主催者側に即して、 場の成り行きを見ていく、 という関わり方をするようになっています。 たとえば進行の方法に違和感を感じれば、 「自分が進行役だったら、 こういう方法をとるんだけどなぁ」とか、 進行役がテンパってしまったり、 間違った方向性に進みだして混乱してくると、 思わず助け舟を出して、軌道修正を図ったり、 出てきたお題に対して真摯に取り組み、 さも主催者側が欲しそうな答えを出してみたり。 良いか悪いかは別にして、 「参加者として最高の場をつくるお手伝いができればサイコー!」 と思っていたりするんですね。 ですから、 こういう場面では決してネガティブな発言はしませんし、 ダメ出しや無理強いもしません。 空気を読まない発言や行動も厳に慎みます。 そして、できるだけテンションが上がるような 意見を言うことに努めますし、 必ずどこかにジョークを入れて 他の参加者や進行役の笑いを誘います。 場がしらけたり、変な方向に行きそうになると、 必ず軌道修正を促すような意見や提案をしたりします。 そうすることで、進行役をして気持ちよく進行してもらおう、 と演出することに余念がないんですね。 どういう経緯で、どういう背景があって、 そういう性癖が出てきたのかは分かりません。 おそらく、自分がされたら「嫌だな」、 と思うことをできるだけしないようにし、 自分がされたら「とても嬉しい」、 と思うことをできるだけしてきた、 その結果だと思うのです。 多くの人が集まる場面で、意地の悪い人がいますよね。 答えられないような質問をして意表をつき、 その答えを得意満面な面持ちで披瀝して、 その場を独占しようとするような人。 そういう人を見ると、 とてもみっともなく見えてしまうんです。 怒りとか嘆きとか、そういうのはないんですね。 「わー、恥ずかしいな、この人」 と思うんです。 恥ずかしい場面は極力作りたくない僕ですから、 やっぱり多勢の人たちが集まる場では、 きちんと空気を読んで、 その集まりの進みたい方向に向かって、 スマートに、かつポジティブにフォローしていく。 これは、自分のライフスタイルなんでしょうね。 それが、冒頭の「いてくれるとホッとする」 ということなんだろうな、と。 良いか悪いかは分かりません。 ひょっとしたら大いなるストレスを 集まった人たちにぶつけることで、 新たな視点や新たなアイデアが 出ることだってありましょうから。 でも、僕のこのスタイルは、今後も変えるつもりはないし、 変えたくはありません。
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