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テーマ:エニアグラム(61)
カテゴリ:エニアグラム
2日間の日程で行われた
エニアグラム学会ワークショップ『セカンダリーコースIII』が終了。 ファシリテーター資格を持つ身としては、 再度の受講が義務付けられているのと、 今年度からカリキュラムが大幅に変更したこともあって 今回、受講したわけですが、 同じコースを受講しても、 参加者やファシリテーターが異なることもあって、 毎回、異なる発見や収穫があったりします。 今回もありました。 エニアグラムは、ここでもしばしば書いてある通り、 「人の性格は概ね9種類に分類できる」 という理論がベースにあります。 で、これを軸に様々な視点や分類で 自分の性格を見つめていこう、 という流れになっています。 分類の類型として「三つ組み」という概念があります。 これは、9つの性格タイプを視点ごとに体系化し、 3つのグループに組み直すというもの。 1グループに3つの性格タイプがくくられて、 そのグループが3種類あるわけです。 いくつかの概念がありますが、 最もポピュラーなのが、『センター』という概念です。 その人のエネルギーの中枢はどこにあるかで分類していて、 その中枢は「腹」「胸」「頭」の3種類。 そして、 タイプ1、8、9が「腹」(ガッツセンター) タイプ2、3、4が「胸」(ハートセンター) タイプ5、6、7が「頭」(ヘッドセンター) にグルーピングされているんですね。 エネルギーの源がどこから出ているか、 ということで、 とっさの時に湧き立つ感情も、 どこから来ているかが、自分がどのセンターに属しているかで 変わってくるわけです。 たとえば物事の道理が理解できたときに 「腑に落ちる」という言葉がありますが、 これはガッツセンターの人ならスッと入ってくるものの、 他のセンターの人にとっては、 少しニュアンスが伝わりにくい傾向である可能性があります。 ハートセンターの人なら 「胸がすく」 ヘッドセンターの人なら 「頭がスッキリする」 と言ったほうが、より同じ感覚を味わえるのかもしれません。 さらにもう一つの事例。 「腹がたつ」 「ムカつく」 「頭にくる」 どれも「怒り」の感情ですが、 「腹がたつ」はガッツセンター、 「ムカつく」はハートセンター、 「頭にくる」はヘッドセンターと、 なぞらえたりすることができます。 イラッとしたときに、つい口に出してしまう これらの言葉を作ったのは、 それぞれのセンターに属している人だったのかもしれませんね。 このセンターの概念は、 ワークショップの最初のコースで学ぶことになっていて、 僕も何度も受講している部分ではありますが、 怒りの表現に、これだけセンターにピッタリの3態がある、 というのを知ったのは今回が初めて。 これ、使えるなぁ。
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