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カテゴリ:会社員やってます
昨夜のNHK総合テレビで放映された
『プロフェッショナルー仕事の流儀』では、 『掃除の達人』たちを紹介していました。 その中で、高層ビルの窓ガラスを外から拭く達人が 紹介されていました。 ビルの屋上から命綱を吊って、 ロッククライマーよろしくビルの外壁を下りながら 窓ガラスをせいそうしていく、あれです。 何十階もの高さの超高層ビルから下りるわけで、 屋上から俯瞰すると目がくらむほどの光景。 なのにその達人は、意外なことに高所恐怖症なんだそうです。 まるで地図の読めないタクシードライバーじゃないですか、それ。 そんなので商売になるのか? しかも達人だなんて……。 にわかには信じられないのですが、 高いところが苦手で恐怖を感じるからこそ、 命綱のかける場所、かけ方に人一倍気を遣うんだそうです。 何度も何度も、クドいくらいに同じ場所を確認する。 だからこそ安全が担保され、 事故を起こさずに粛々と仕事に向き合えるんですね。 この仕事は、常に命に関わるリスクと隣り合わせなので、 やはり安全が第一。 安全が保障されないと仕事は回ってきません。 だからこそ、「そこまでやるの?」と呆れられるくらいに、 確認を繰り返していく。 そうやって初めて、仕事が舞い込んでくる。 仕事が舞い込むから経験値が上がって、 安全を期することを前提に、 多くの仕事を効率よくこなす体制ができあがる。 なるほど、その業務が苦手だからこそ、 プロフェッショナルと称えられるくらいに 結果的に打ち込む、というのはアリですよね。
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最終更新日
2015年02月04日 12時13分44秒
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