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2011年04月04日
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もう先週のことですが、職場の先輩の送別会がありました。
その方は僕の社会人1年目の上司で、それはそれはお世話になった方なので、
当時の思い出など語りながら感謝の気持ちを伝えてきたのであります。


すごく厳しい基準を持った人でしたね。
「当たり前」のレベルが高い。
「まあいいや」という妥協に対する堤防も高い。

その基準を下を含めた周りに押し付けることはせず、
ひたすらご自身の中でそのレベルをクリアしようとされていた。
クリアしたら、当たり前のようにもう一段ハードルを上げていた。
その姿を見て周りは感化されていた。

そんな方です。僕は感化されていた「周り」のひとりです。



社会人1年目というのは、幼稚園に入りたての子どものようだと思います。
「他者」との接し方を、まず学ぶ時期なんですね。
子どもがいたずらをするのは、
「大人相手にどこまで許されるのか」の基準を推し量っているように思えます。
なりたての社会人もそれと同じで、
「実社会では何が許され、許されないか」をまず学ぶんだと思います。

その学びの先生は、それこそ出会う人すべて先生にすることができますが、
子どもにとっての親がそうであるように、いちばん身近なひとからいちばん学びます。
だから、社会人1年目を誰の下で過ごすかということは、どんな仕事をするかということよりも、
大事な、重要なことであるように思います。
その点において、僕は圧倒的に恵まれていた。



必死になって身につけた先輩の基準が、今の僕を支えてくれています。

よく言われるように、仕事とは終わりなく続く正解のない問題集のようなものですが、
良い答えを出す人というのは、「参照先」をたくさん持っているように思います。
自分だけの知識や価値観には、誰だって多分限界があります。
そのとき他の「参照先」をどれくらい思いついて、そこにアクセスできるか。
知性とは、おそらくそういう力のことを言うのだと思います。


その点において、僕は今すごく心強い気持ちでいます。
僕の考えは相変わらず狭くて拙い。
でも、僕はもっと大きい考えを持つ人を知っている。
その人のところにアクセス(物理的にしろ、抽象的にしろ)する方法も、知っている。


そういう存在のことを、きっと「師」と呼ぶのでしょう。
僕には幸せなことに、「師」が数多くいらっしゃいます。
それが、僕のなによりの強みです。




「教師が教壇から伝えなければいけないことは、ただ一つです。
『私には師がいます。私がここでみなさんに伝えることは、
 私が師から伝えていただいたことの一部分に過ぎません。』」
~内田樹/「街場の教育論」~





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最終更新日  2011年04月04日 08時47分53秒
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