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サッカーを見ていて、「いいチームだなあ」と思うチームには、 「ボールを前に運ぶひと」が一人は必ずいます。 ときに強引に、ときにでたらめに、ボールを前に運ぶのです。 そういう選手がいるチームは、見ていて楽しいなあと思います。 アジアカップの日本代表で言えば、本田圭佑だったり、長谷部誠だったり。 バルセロナで言えば、イニエスタだったり、チャビだったり。 当たり前ですが、ボールは前に運べば運ぶほど、失うリスクが高まります。 相手の選手がいっぱい待ち構えてますからね。 もちろん前に運ばなければゴールを奪えないので前に運びますが、 できればそれは「誰か」がやってほしい。 だって、ボールを失えば、たちまちゴールを奪われるかもしれないですからね。 そう思うと、「敵の少ないところから攻めよう」っていう考えで、「横へ」の動きが生まれます。 「横へ」はつまり「誰かへ」です。 「オレのところじゃ無理だから、キミがやって」です。 でも、100%安全なルートを選んでいるといつまでも相手ゴールに近づけないので、 「誰か」がリスクを冒します。 僕は、そんな「誰か」がいつも大好きです。 「ボールを前に運ぶこと」はそれだけでドキドキするし、見てる方はワクワクします。 応援している人はハラハラするかもしれませんね。 相手に奪われるかもしれない、失敗してプレーが途切れるかもしれない、 もしかしたら味方から文句を言われるかもしれない。 それでも、前に運ぶのです。 「前に運ばれたボール」は必ず何かを起こします。 それは失敗だったり、成功だったり、どちらでもなかったりしますが、必ず“何か”が起こります。 そうした“何か”が、試合をたまらなく面白くします。 どんなに困った“何か”であっても、それに対処することそのものに、面白さがありますからね。 「ボールを前に運ぶひと」は、それだけで何かを確実に生み出しています。 それは言うならば可能性であり、希望であり、責任を伴った自由です。 僕は、「ボールを前に運ぶひと」は、とにかくそれだけでえらいと思います。 それは、「何かを起こす人」と言い換えることもできます。 今、「なんだかつまんないなあ」と感じているならば、とにかくボールを前に運びましょう。 そして、起こったことを全部楽しんでしまいましょう。 文句を言うひとには、耳を貸さないでいいと思います。 とにかく、でたらめなロングボールでも放り込みましょう。 何かを、起こしてしまえ! 妙に大胆な気分の、日曜日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月10日 17時32分46秒
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