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いやあ、強かったですね、バルセロナ。 チャンピオンズリーグ決勝の話です。 あのショートパスの回りっぷり、見ましたか。 相手はマンチェスター・ユナイテッドですからね。 尋常じゃないくらい、強かった。 なぜバルサはあんなにパスが回るのか。 そりゃあ、みんなの技術が高いからですよね。 チャビ、イニエスタ、プスケス、ペドロにメッシ。 ショートパスを回させたら世界一ってメンバーが揃ってる。 でも、それだけじゃない。 パスは「出す側」と「受ける側」がいて成立するプレーです。 バルサはの選手は、この「受ける側」の仕事もとんでもなく上手い。 「受ける側」の仕事というのは、「出す側が仕事をしやすいようにすること」に尽きます。 それは、「出す側」が「そこにいてくれ」と思うところに、ちゃんといるということです。 これは、大変に高度なことなんです。 なぜなら、それが大変に高度な知性を必要とすることだからです。 パスを「受ける側」に必要な知性とはなにか。 それは、「味方」と「相手」と「ゲーム」の3つを感知する力と言うことができます。 「味方」は自分がどこにいてくれれば仕事がしやすい(パスが出しやすい)のか。 「相手」は自分がどこにいれば仕事がしにくい(守りにくい)のか。 さらに、「ゲーム」は自分がどこにいることを望んでいるのか。 最後のはそれだけじゃわかりにくいですよね。 これ、アーセナルのベンゲル監督の言葉です。 「ゲームを尊重するように」というのが彼の教えだそうで、 これは観客やらなにやらを全部含んだ存在として「ゲーム(=試合)」を定義して、 その「ゲーム」の望むことを選手は体現するべきだという考えです。 うーん、サッカーは奥深いね。 そして、僕は楽しげにパスを回すバルサを見て、強烈な「ジェラシー」を感じたのです。 それは、「こんなに楽しく仕事をしている連中がいるのか!」という、「ジェラシー」です。 「オレも、あんな風に楽しく仕事をしたいぜ」という、「ジェラシー」です。 だって、そうでしょ。 僕が見習おうと思ったのは、バルサの「受ける側」の仕事っぷり。 「受ける側」のセンサーの研ぎ澄ませっぷりを、ぜひ真似したい。 彼らの頭の使い方は、僕みたいな「ふつうの仕事」をしている人にも参考になると思うんです。 僕みたいな「ふつうの仕事」をしていても、バルサを目指せます。 それは、僕らも3つのこと知覚しながら仕事をすることを目指せるからです。 3つのこととは、僕の独創ですが、「同僚」「顧客」「世界」です。 自分がどんな仕事をすれば「同僚」が「顧客」が「世界」が喜んでくれるか。 そんな風に考えながら工夫することで、職場をバルサにできます。 最後の「世界」ってのは少し言いすぎかもしれませんが、 せっかくやるならおっきいところを考えてもいいじゃないですか。 自分がしている仕事が「世界」に与えてる影響を、ちゃんとしたサイズで、しっかり考える。 そのサイズに応じた責任を、逃げないで考えてみる。 そういうことも、大人になると愉しみとして思えてくるんです。 「職場をバルサにする」って、自分で言ってていい言葉だな~と思います。 やってる側も、見てる側も、楽しいチームに自分の職場をしていく。 そんな夢みたいなことの第一歩は、僕らが仕掛ける「受ける側」の仕事なんです。 それは、明日にすぐ始めたって誰も文句言わない、そういう仕事です。 よし、やっちゃえ、やっちゃえ。 ちなみに、だいぶ手前味噌ですが、今僕がいる職場は、「かなりバルサ」です。 メンバーのみんなが、「受ける側」の仕事が上手なんです。 僕は「そんなに上手くないパサー」ですが、僕でも仕事ができてるのはそれが故です。 ホント、楽しくってしょうがない。 この場を借りて、最大限の感謝と賞賛を、ささげちゃいます みんな、いつもどうもありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月02日 01時32分06秒
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