長緒と唐物
今日は、お茶のお稽古でした。先日の初釜のお点前がボロボロだったので、ちょっと改心、今年は少しお茶を頑張ってみようかと思ってます。今日の出席者は私とS子ちゃんの2名。「筒茶碗」、「長緒」、「唐物」のお点前をお稽古しました。お棚は二重棚。底板をはずして、畳に直接水差しを置いた形にしていました。真ん中の棚にはお棗を飾ります。まず、筒茶碗。これは、湯呑を大きくしたような筒型のお茶碗を使います。お薄の時のみ使うそうです。茶筅通しのときの手順が若干違いますが、それ以外は普段のお薄と同じです。次に「長緒」。いつものお濃茶のお点前との違いは、お茶入れとお仕覆。お仕覆は紐がかなり長い。(お仕覆とはお茶入れを入れる袋のこと)紐が長いので、結び方も変わってきます。茶入れを出して、棚に置く前に紐を結んで処理するのですが、それが結構ややこしくて大変。お茶入れも、いつも使っているものと形が違い、平棗のように平らな形です。蓋も真ん中に蝶つがいがついていて、半分だけ開けてお茶をすくうようになっています。この形だと、扱う時の手の形もかわります。もともと紐を結んだりするのが、苦手な私は、紐の処理で苦労しました。お茶入れは「老松」で「ため塗り」。お仕覆は「青海波つぼつぼ」。最後に「唐物」。お濃茶で棚は無しです。これは、上のお点前になり、袱紗も出し袱紗のような柄の入ったものを使います。唐物とは古道具という意味があるようですが、先祖代々から受け継がれたような大切で高価な茶入れを指します。お茶入れの扱い方も、袱紗のたたみ方も普段とは違います。使う茶杓も違うようで、一般的には「牙」といって象牙でできた白いものを使うようです。先生のはとりあえずプラスチック制のを使っていました。あとは節のない竹でもいいようです。お仕覆は「福録寿なんとか…」忘れました…。「唐物」は詳しくは説明できませんが、ちょっとややこしいお点前でした。いつか私もやることになると思いますが、できるかしら