初釜の憂鬱
先週、土曜日に初釜が無事に終わりました。今回はお点前はなかったので、気は楽なはずだったのですが、なーーんか気が重い。なんでかな~、と考えてたのですが、原因は…、 着物だ~数少ない着物と、数少ない帯の組み合わせを考えて、なるべく前の年とは重ならないように考えるのが面倒くさいし……。着付けも面倒だし……。いろいろ考えて、今年は5~6年ぶりの訪問着とお初の帯にしました。この帯はいつもと逆向きに巻かないと、絵柄がさかさまになってしまいます。一度、試したのですが、その時はうまくいかなかったので、それから、ずーと奥じまいしていました。でも、せっかくの帯がかわいそうなので、今年は頑張って挑戦。着物も久しぶりの訪問着だったので、前日に1回着付けの練習をしました。練習も、本番と同様に下着から襦袢からすべて着ないと私はできません。思いのほか着物もすんなりと着れて、あとは帯です。たいそう苦労すると思ったのですが、意外や意外、簡単に巻けましたやったぁ~前日の練習の成果があったのか、当日、いつも着つけのために1時間半くらい時間をとるのですが、今年は、思いのほか早く着れてしまって、余った時間をもてあますくらいでした。帯は本つづれ織りで、爪織りというのでしょうか、名古屋帯なのですが、格が高く結婚式の黒留でもOKなのだそうです。初釜にいらしていたお茶の大先生(私の先生の先生)と、大先生といつも初釜に来てくださる方が、一目見るなり、いい帯だと言ってくださってうれしかったです。頑張って挑戦してよかった私の先生のところは、ただ今お弟子さんが5人。そのうち、お濃茶を点てられるのは私を含め3人のみ。3年に1回は初釜でお点前をしなくてはいけません。来年はもう一人の方がお点前の予定ですが、その次にはまた回ってきます…。う~~~ん、ちょっと気が重いかな…。