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「そっちだ!そっちに逃げたぞ!」
「何してる!回り込んで退路をふさげ!!」 「くたばれ蛮人が!」 繰り返される叫び声とときの声・・昨日友だったものと交える刃・・降り注ぐ魔法の雨・・ 魔術師の反乱・・ その戦いの火蓋は切って落とされた・・ 対人戦闘に関して脆弱とされるマジシャンたちが結託して他のクラスの連合軍と戦うと言う・・正に力vs魔法・・暴力者vsインテリ・・乱視vs近視(違 この戦いにおいて俺は異常なテンションで望んでいた・・ リハーサル・・という前哨戦のときのことだ・・ 「無抵抗なマジシャンを切り倒すイベントがあるみたいだ・・」 そんな噂を聞きつけてアリーナ世界へ降り立った。 しかし実際は無抵抗に近い状態でボコボコにされたのは俺のほうだった・・ 【許さねぇ・・・(逆恨み満開)】 低Lv帯の戦闘で【エル・クルト】氏に叩きのめされた俺が待ち望んだ瞬間・・いよいよボス格出現・・いわゆる骨董装備に身を包んだ両軍の猛者が現れる・・ 物語で言えば・・【クライマックス】だ・・ 勢いよくクロノス城から飛び出し周囲をうかがう・・ すれ違いざまに数人のマジシャンを切り倒し突っ走る・・ 目の前を見慣れたマジシャンが戦慄とともに走り去る・・連合側の猛者を幾人も引き連れて氷の魔法をばら撒きながら・・ 合成防具【ビザン】一式に身を包んだ・・【ぎゃぶ】氏・・同じラピス3世界に存在する俺の知りうる最強の一角だ・・ 反射的に飛び掛る・・メアアックスからはまるで手ごたえが帰ってこない・・空振りを悟り再び追うも彼の氷の魔法は俺の動きを確実に鈍らせていた・・ いつもと違う彼の戦闘スタイルに気づきかけたとき地獄は訪れる・・ 黒装備のマジシャン数名を中心に形成された包囲網に誘い込まれていたわけだ・・一斉に降り注ぐ魔法の嵐・・俺を含めたほとんどが一瞬でその戦場から吹っ飛ばされる・・ 俺に最後に止めを刺したやつの顔だけはきっちり覚えた・・名前を【海怨】と聞いた・・ クロノス城から再スタート・・ 「借りは・・すぐ返さなきゃな・・俺らしくねぇ・・」 自分でもぞっとするような冷徹な決心とともに沸き起こる殺意に突き動かされ再びメアアックスを握り締めクロノス城からとび出す・・ あれだけぎゃぶ氏に引っ張りまわされ・・正確な座標など覚えては居なかったが不思議と足は正確に彼の元へと導いてくれた・・ 10名近いマジシャンによる範囲魔法の弾幕は強力だ・・もしや耐えられない・・そんな考えを起こす前に俺は飛び込んだ・・ 自分より低Lvと思われる装備のものから容赦なく叩き切る・・弾幕は形成人数さえ減らしてしまえば耐えられる・・俺にはマジシャンには持ちえない耐久力がある・・ 4人目を切り倒したとき先ほど俺に止めを刺したあいつへ手が届きそうになる・・周りには黒装備のマジシャンがまだ3人・・ 一人を切り倒し・・後はやつへ突進する・・ おかしい・・いくら手応えのいい痛打を与えてもやつはそこに倒れることはなかった・・延々と続く打ち合い・・ 連合軍から寝返ったパラディンが必死にヒールを連唱しているのが見える・・(こいつか・・しぶとさの一因は・・) 時間のもつれによって結局は俺が力尽きた訳だ・・ 負け戦の原因は・・マジシャンたちは他のクラスを効率よく倒すための集中的な攻撃を陣形を形成する形で実践していた。 行き当たりばったりじゃないわけだ・・俺のようにPTから飛び出してでも突っ込むことしか出来ない頭悪いのには分がなかったわけだ・・ この次があるならば・・もうちょっと違ったアプローチで挑みたいものだ・・ そして・・借りは必ず帰しに行くからな・・エル・クルト氏、ぎゃぶ氏、海怨氏・・ やられっぱなしは・・俺の性に合わない・・ 後書き 運営の皆さんお疲れ様でしたm(。。)mとても楽しい時間を過ごせました。 ぜひ次も企画してくださいね(闇笑) しないと呪います(マテ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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