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カテゴリ:旅日記
大阪までは往復とも羽田乗継で移動しました。
前の日記にも書きましたがこれが死ぬほどきつかった。 あの広い羽田空港の第2ターミナルの端から端まで移動、 しかも乗り継ぎ時間はわずか40分というあわただしさ。 距離にしたらゆうに1kmはあるでしょうか。 その間階段の上り下りあり、乗継ゲートで搭乗用のバーコードの再読取りありで (しかも係員のミスで読み取り機の電源が一度落ちた) 国際線の乗り継ぎよりずっときついんですよ。 行きなんてバス移動まであったしね。 国内なのに、直行便もあるのに何で乗り継がなきゃいけないのよ~と精神的にもやられます。 ま~その直行便の使用機材が小型機になってしまったせいで 定員が減って予約できなかったから乗継便にせざるを得なかったんですけどね。 (料金的には「乗り継ぎ割引」が適用されるので意外とお手頃価格で行けます。参考まで) ただ災い転じて福となすとでもいうか、直行便なら通らなかったはずの航路で行ったので 機上からの眺めもいつもと違ったものに。 今回は台風(この段階ではまだ沖縄付近に停滞)の影響による湿った空気のせいか 雲の造形が面白かったです。 上層の秋の層雲と比較的地表に近い夏の積雲のコントラスト。夏と秋の競演です。 積雲なんてまるで生き物。 台風の影響で湿った風が吹き込んでこんな奇妙な形の雲になります。 これは紀伊半島から瀬戸内海上空あたりで撮った写真だったと思います。 この後の台風の被害を思うと単純に「面白い」と喜ぶのは不謹慎な気もしますがね。 でも機上から雲を見下ろすのはやはり面白いです。いつもと全然違いますから。 こういうのを見るとひたすら雲ばかり撮り続ける人の気持ちがわかる気がします。 知り合いの知り合いにいるんですよ、写真が趣味で被写体は雲限定って人が。 その人は時間さえあれば重装備のカメラと三脚をかついで 鳥海山(標高2,236m)に登りただただ雲ばかり撮り続けているのだそうです。 雲は二度と同じ像を結ぶことはないので被写体としては最高に魅力的なのでしょう。 「これだ!」と思える写真が撮れた時には 激変する天候の中高い標高の山に登った疲れも一瞬で吹き飛んでしまうのだとか。 それもやっぱりわかるんですよね。 きっと私が十数時間、時には二十時間に及ぶフライトを我慢してでも イタリアやスペインに足を運んでそこでしか見られないものを見た時に 「ああ、来てよかった!」と涙を流すほど感動するのと同じ気持ちなんじゃないかって。 体力もないし家でおとなしくしてた方が身体にはいいのかもしれませんが それでは心が渇いて死んでしまいます。 たとえ体に負担になろうとやはり旅はやめられません。心の栄養だから。 中には主人のように時刻表を眺めて脳内トレインを走らせ日本中、 いや世界中を居ながらにして旅することができる人もいますがw (ちょっとうらやましかったりする) 雲のかたちが様々なように人のかたちもまた様々です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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