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カテゴリ:カミゴト
あたしはいろんな名前で呼ばれてきた
独身時代は 戸籍上の名前 に ニックネーム(りっちゃん りこちゃん) ペンネームの しゅうちゃん や かずみさん お水の源氏名 まりちゃん まりなちゃん まりのちゃん 結婚して新しい名字になり コドモが生まれると タモンくんサクヤくんのおかーさん 離婚直前に名前を改名したので それから知り合った人には るるちゃん pcのチャットで知り合った人には ハンネのロズコ や ハニー スピリチュアルカウンセラーとしての名前の 火水蘭子 乖離性同一障害時にはもっと様々な名前を自ら名乗っていた なにしろ人格がそれぞれ主張するのだから 名前もそれぞれ持っていたので10~名前が存在している あたしをどんな名前で呼んでくれるのかに因って そのひとがいつあたしと知り合ったのかが分かる あたしにとって 名前とは ひとつの個人年表のようなものだ そして多種多様な名前を持つあたしの本当の名前は 人間の発声器官では発声が不可能なものである だからこそ あたしには名前はない no name=amanon エマノンとするのが相応しいのかもしれない この世界にあるものはすべて固有の名前をもって存在している それは普段馴染み深い聞き覚えのあるモノではなく 記号のようなモノである 「それ」はあたしの目には金色に光る 象徴文字のような図形のような 不可思議な形として見えている ところで実際に発声されているあたしの名前を いわゆる言霊としてみると あたしの戸籍上の名前は りつこ であるが 通称は るりこ である ら行は物事を渦に巻き進行させる強力なチカラを持つ言葉である そして上にくる文字を強める働きを持つという 戸籍上にしても通称にしても ら行をもつあたしは 確かにいつも物事を大袈裟にしてしまう能力?があるようだ 一般的には起こり得ないような事が あたしの回りでは当たり前のように起こり また物事の進行スピードも恐ろしく早いのである あたしを知る人があたしを称して 「人生を3倍速で駆け抜ける女」 と 言わしめた程だ 単純に 結婚して姓が変わった経験をお持ちのかたは 自らの名前が変わるということが 喪失感をもたらす行為だということが おわかりになるのでないだろうか? 名前 それは アイデンティティーの喪失をも引き起こす事がある大切なものだ けれど あたしには 喪失すべきアイデンティティーすら確立されていない あたしは渦巻くチカラであり 波紋であり エナジーの粒子にすぎない 平家物語にあるような 「澱みに浮かぶうたかた」 それが あたしの姿なのだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.03 01:43:59
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