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2005.10.03
カテゴリ：恋愛ってなんだ？！
あたしが元主人に初めて暴力を受けたのは
結婚式を挙げて1週間目の夜の事だった 妊娠7ヶ月のあたしは 彼に殴られ髪を持って引きずり回され 頭からサラダ油を一瓶かけられた挙げ句 夜風の冷たい秋の星空の下 一晩放り出された まるで銃が暴発したかのように 何の前触れもなく あたしは暴力にさらされたのだった 玄関は固く閉ざされてしまっていた 忍び寄る冷えにより下腹は痛み 恐怖があたしを包んだ けれどあたしは 近所に知られる事の怖さに怯え 無言で軒先で夜を明かした ナニがそうしたのかまったく分からない いつもどんな事が彼の神経に響いたのか 決してあたしには分からなかった 昨日は良かった事が今日は怒らせる事など日常茶飯事で それどころか5分毎に正しい事柄は変わってしまうのだから 結局なにをしても彼をいらだたせる原因になってしまった その日も原因は恐らく些細な事だったんだろう しかし それは その後6年に及ぶことになるDV地獄の始まりだった 今でも何がいけなかったんだろうと思う 何があたしたちを壊したのだろう 夕暮れ 渋滞する道で 明かりが灯る家々を眺める時 そこには あたしが決して得られなかったものがあることを思い知らされる どうしてこうなってしまったのだろう 街で黄色の車を見かける度に はっと胸をつかれる いつになったらこの思いは消えるのだろう 後悔 慟哭 今 あたしの横には ゆーきがいる それでも あなたを忘れることなどできない あなたを 忘れたい あなたを 忘れない お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2005.10.03 23:00:59
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