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テーマ:恋愛について(2622)
カテゴリ:恋愛ってなんだ?!
初めてゆーきと会ったファミレスで
2人で会う事になった M の事を相談したかったのだが 相談というより愚痴を聞いて欲しかったのだと思う M の事を知っている人間に話を聞いて欲しかった お互い精神疾患どうしだから アタシのだらしなさを呆れないでいてくれるのではないだろうか そんな甘い考えも持っていた 他人から見たら明らかにおかしい状態になっているのだと 指摘されるという自覚だけはあったから なのに自分から積極的に別れる気持ちにもなれなかったのだ 病的な異常な寂しがり それが当時のアタシだ 一見 M に 束縛されているようにみせかけて アタシにからめとられたのゎ本当ゎ M の ほうなのだ 共依存の恐ろしさゎそこにある 一見被害者に見える方が実ゎ主導権を握っている 彼等ゎあたし達がいないと生きていけない精神状態へ 誘導されているのだ お互いに無意識の心理誘導をくり返し そしてがんじがらめの牢獄をつくりあげてしまう 「アタシがいなくなったらこの人どうにかなってしまうの」 そうでゎない いなくなったら困るようにしむけてきたのだ 歪んだ人間関係しか構築できない自分 アタシがいるからこそ主人はここまできてしまったと アタシが主人の為にできる事はなにもないのだと 理解できたその時初めて 警察の指示に従って逃げ出した そう 主人から逃げたのに また同じ道を歩もうとしていた けれどアタシはもう誰も滅ぼしたくなかった アタシが逃げたせいで主人は自殺未遂を起こし 結果 脳をやられてしまった M が そうならない保証ゎどこにもない そんな事を考えながらゆーきを前にして どう話を切り出してよいやら迷う せっかく呼び出しておいて なにということもなく 沈黙を怖がるアタシゎいつもの癖で意味のない下らない話を 一方的にまくしたてていた そして時間だけが無意味に過ぎていく するとそれまで聞き役だったゆーきが突然話しだした 「あのねぇ 僕こういうの夢だったんだぁ」 「え?」 「ELTの歌でさぁ 『朝までファーストフードでみんなたわいもない話 時がくるのも忘れていたよ』ってのがあったでしょ? 僕こうゆうなんて事ない話をこうやって誰かとするの夢だった なんかいいね こういうの いつもさ 相手がつまんないんじゃないかって そればっか気になって疲れちゃうんだけど るるちゃんて 一杯話してくれて昔からの友達みたいで なんだか楽しいや」 それからアタシゎ M との逢瀬の合間を縫って ゆーきと2人で おちゃをしたりカラオケに何度か行くようになった 久し振りにできた友達の存在ゎ アタシの気持ちを楽にしてくれた 一緒にいても ゆーきゎ口数も少なく いつもぼーっとしている事が多かった 話しているのゎアタシの方で それをぼやーっと聞いている事が殆どだった というより半分以上聞こえていなかった ゆーきゎ 外の世界にすぐに疲れてしまい 自分の世界に入りがちだったから 「え? えっと今なんの話だっけ?」 いつもそういわれる度に もう一度最初から説明しなおす そうすると 「あ ごめん なんだっけ、、、 途中からわかん無くなっちゃった」 ゆーきにそう言われても何故か頭にこなかった 病気だから。。。そういう気持ちもあったのかもしれない 話の内容ゎ主に病気の治療についてと M の事 ゆーきゎただ聞いているだけだったけど それがたまらなく心地よかった しかし そんな時は長く続かなかった M が アタシを追い掛けだしたのだ そう 主人の時のように M ゎ ストーカーになってしまったのだった ------------------------《続く》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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