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テーマ:恋愛について(2623)
カテゴリ:恋愛ってなんだ?!
会いたいという ゆーきからのメールを
アタシゎ延々と無視していました 無視していたというよりも 携帯を押し入れに投げ込んだままにしていたので 気が付いていなかったというのが正解でした 実ゎ あの M が 相変わらず まとわりついていたのです 駐車場の車の有無と部屋の明かりをチェックして 夜中でも部屋のチャイムを鳴らしていれろと騒いだり ベランダの向こうから叫んだり。。。 何ヵ月たとうとも M の 行動ゎそのままでした そんな中 殆ど人間的な生活をしていなかったアタシが 何故その時携帯を押し入れから取り出したのか それゎ今となってゎ分かりません 久し振りにみた携帯のメールボックスにゎ とんでもない数の M からのメールに混じって ゆーきからのメールがいくつか届いていました 最初の2,3通ゎ どうしているか心配している というようなもので それを読む事でかえってアタシの心ゎ冷え冷えとしていきました 自分がアタシを乱しておいて逃げ出したくせに 今さらなにをいうというのだ 自分が悪者になりたくないための自己満足のメールじゃないか もうほっといて欲しい 関わらないで欲しい 何度自殺しようとしても助かってしまう 死ぬ事も許されないのなら 早く完全に狂ってしまいたい。。。 そう思いながら読み進めていった中に 会いたいというメールがあったのです 『るるちゃん一度会えないかな? 最近僕が連れられていったカフェのオーナーさんが不思議な人で そこでヒーリングというものを受けてみたら 僕の鬱病が少し良くなったんだ 僕の躁鬱病のイトコがそこでよくなったから連れてってくれたんだけど 一度 るるちゃんをその人に会わせたいんだ』 バカバカしい。。。 なんの感情も涌きませんでした そしてそのまま携帯を床に捨てて いつものように酒と薬で酔っぱらってしまいました ほっといて アタシの事はもうみんな忘れて 何もかももうどうでもいいの このまま目が覚めませんように 2度と目がさめませんように 神様はいない 神様はいない 神様はいないから アタシの目に見えるもの聞こえるもの これは全部狂気がつくりだした幻 狂った脳髄が見せた幻想 プロフにあるとおり幼い頃から イロイロなものを見たり感じたりときには会話をしたりしてきていました その為に精神世界や宗教 哲学 神智学 ニューサイエンス さらにゎ東洋医学 民俗学 心理学などさまざまなものに関心を持ち 自分の人生が何故こうなのか 何故こんなに苦しいのか どうしてなにもかもうまくいかないのか アタシに見え聞こえるものゎなんなのか そして 何がアタシを救ってくれるのか その答えを探し求めてきました けれど ある日 これゎ精神病の症状ではないのか? そう思い出したのです 病院にて検査の結果 アタシにゎいろいろな病名がつけられていきました 受診するたびに薬の数と病気の名前が増えていきました そのことによって 自分ゎ単なるキチガイのなりそこないなのだと 思い込んでいきました アタシが酒で流し込んでいた薬ゎ そうやってイロイロな病院を掛け持ち受診した結果集めた さまざまな精神薬と痛む体を鎮める為の痛み止めでした それからまたどれくらい日にちがたったのか 珍しく少し正気づいたアタシは月日を見ようと携帯を手にしたその瞬間 まるで狙ったかのように流れ出した 威風堂々の着信メロディに驚かされました 「もしもし! るるちゃん 僕 ゆーきだょ」 何ヵ月ぶりかに聞いた声でした 「今 玄関の前にいるから!」 慌てて玄関の鍵をあけると そこにゎ何ヵ月ぶりかに見るゆーきが立っていたのです 「長い間ほっておいてごめんね」 そうしてそのヒーリングをするというカフェに連れていかれたのでした -----------------------------------《続く》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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