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テーマ:恋愛について(2607)
カテゴリ:恋愛ってなんだ?!
「ごめん僕と別れて欲しいんだ 他の女がいいんだよ」
体の関係が出来てから ゆーきと心の距離がどんどん出来ていった事を感じていたアタシゎ ついにこの時が来たと思いました ところが次に続いた言葉が 「るるちゃんが最後の女なら良かったのに」 唐突に始まったゆーきの言葉ゎ相変わらずの素頓狂で 何を言い出したのだかよく意味が理解できません とまどうアタシの目を見ないようにしながら それでもゆーきゎ落ち着いていて もうすっかり覚悟を決めたようでした それゎ初めて2人がセックスしてから 彼が抱えた悩みの告白でした 僕ゎ今まで恋をしたことがなかった それどころか実際の女の人に性欲を感じた事もなかった そりゃ一度だけえっちはした事あったけど あれゎただ流されただけで どうだったか殆ど記憶にもないくらい 僕にとってどうでもいい事だったみたい 全然自分からしたいなんか思わなかったし いきなりズボンを下ろされてしゃぶられて 言われるままにしただけで 気持ちいいとかどうとかも思わなかったんだ 鬱病だからなのかわからないけど セックスに対して興味があんまり持てなかった それが。。。 るるちゃんとセックスしてから 僕の頭の中はそのことでもう一杯なんだよ 自分で一日3回しちゃったりしてるんだよ 今までの僕じゃなくなっちゃったんだ その上これを言ったらすごく傷つけると思うけど、、 言い淀むゆーきにアタシゎ続きを促しました 、、、あのね とにかくいろんな女としたくなっちゃったんだ、、、 酷い事いってるって分ってるよ でも 他の女のコとセックスしたくて堪らないんだ もしるるちゃんの事が本当に好きなら こんな事思わないよね? だから僕ずっと悩んでた、、、 どうしてなんだ?って考えてた 、、、分ってるんだよ るるちゃんみたいに僕の事思ってくれて 好きになってくれる人ゎきっといない るるちゃんみたいに僕の事何もかも 分ってくれる人なんていないんだ もし結婚するなら 一生一緒にいる人を選ぶのなら るるちゃんに決まってる 他にはいない それは間違いないんだよ だけど僕ゎ他の女とセックスしたくて堪らない もしも僕が今まで何人かとつきあったりしていたら るるちゃんで満足したのかもしれないけど 僕るるちゃんしか知らないんだよ? もっといろんな女と遊びたいよ だから自由になりたい るるちゃんゎ遊んできていいよってきっと言うだろうけど そんなの罪悪感でできないよ 好きってもっと夢中になる感情だと思うんだ 今の僕ゎるるちゃんに夢中になれない よそ見ばかりしてる だからきっと恋愛のなんじゃ無いと思うようになった もし恋してるのなら何を捨ててもかけつけるような そういう情熱があるんじゃないのかな 僕ゎそんなのないんだ るるちゃんといてもセックスすると独りになりたくなる その上他の女の事ばかり考えてる もっと女と遊んで それから知り合えばよかったのに、、、 僕の性欲が無くなって 老後をのんびりおだやかに過ごすのなら るるちゃんしかいないのに、、、 「ちょっと待ってよ!」 思わずアタシゎ声を荒げていました 「今だれか気になる女がいるわけ?!」 「、、、ううん いない」 「じゃあだれか知り合ったコでもいるわけ?!」 「、、、、それもいない」 「ちょっと待ってよ。。。じゃあ まさか いつ出会うかも分からないセックス出来る女の為に アタシと別れたいっていうの?!」 「、、、、そうなる、、かな。。」 あまりの事にクラクラとなりながら 「アタシの事が嫌いになったならそう言ってよ! そんな言い訳するくらいならその方がいい!」 そう言うと間髪入れずにゆーきが叫びました 「違う!そうだったら僕も苦しまないよ!!」 へなへなとチカラが抜ける思いでしたが それと同時に ゆーきとの関係がばれた時の M の言葉が耳に蘇ってきました 『ゆーきとつきあう? ゆーきなんかに るるゎ無理だよ あいつになにができる? るるが あいつに女を教えてやるようなもんじゃないか すぐにダメになるって 俺にゎ分かるね』 女を教えてやる、、、 その言葉が脳裏をぐるぐると回ります ゆーきゎアタシのセッションにより エネルギーが循環するようになり アタシとセックスをした結果 女に接する自信をつけただけでなく 目覚めた性欲に振り回されて 今度ゎアタシから去ろうとしていました なにもかもうんざりでした 過去何人の男と別れと経験してきたでしょう けれどアタシゎ一度もすがる事ゎありませんでした どの男の前でもいつも怒らず 文句も言わず 居心地の良い物わかりの良い女で有り続けました 「相手の望む人間になる事」それが アタシの唯一とも言うべき処世術でした 最後の最後まで嫌われたくないが為に なにひとつ不満を言わない女だったのです ベッドの上で正座をしたまま うまだれているゆーきを見た時 今までの人生の恨みつらみが突然爆発しました ばしっ 奇麗にゆーきの頬にアタシの平手が当り その勢いでゆーきゎ吹っ飛びました 「別れたら死んでやるから!!」 こんな事をいわれたら逃げ出すだろう でもそれでいい とことん見苦しい女になってやる 今までの人生いつも我慢でいい事なんかひとつもなかった どうせもうダメになるんだから 言いたい事言って別れてやるんだ そう思った瞬間手が動いていました 「るるちゃ、、、」 「別れないから! こんなヒドイ事いわれて別れないから!」 もう一度おもいっきりゆーきを見据えて 「別れるなら死ぬよ」 そう云いながら 本当に終わったなとアタシゎ感じていました ところが よろよろとゆーきは立ち上がったかと思うと いきなりもの凄いチカラでアタシに抱きついてきました 「、、、今の良かったよ るるちゃん!!」 、、、なにが良いのか まったく分かりませんでした ---------------------------《続く》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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