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年下彼氏

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るるる4276

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2006.02.14
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「今の。。すごおおおおく良かったよ!!」

息ができない程にきつくきつく抱き締められて
アタシゎすっかり混乱してしまった

いったいこれはなに?
何が起きたの??

そのまま強引にベッドへ引き倒され
ゆーきゎぐりぐりと頬擦りをしながら
もがくアタシを逃さぬように更に腕のチカラを強めていく
一見細くてひ弱に見えるゆーきでもやはり男
その腕に込められたチカラの前にゎ
どんなに暴れようがまったく歯が立たない

「ちょっと イヤ! なに?!」

アタシゎ訳の分からない行動をとられて不愉快になっていた
自分がほれられているのを逆手にとって
こうでもしたらアタシが喜ぶとでも思っているのか?
怒り狂っているのを誤魔化す為ならお門違いもいいところだ
アタシの怒りゎますますヒートアップしてしまった

「離せよっ!!」

手負いの獣のように暴れ狂うアタシを
ゆーきゎ器用に自分の体の重みで
ねじ伏せ身動きできないようにしてしまう

「落ち着いてよ るるちゃん!」

「ふざけんな! どけよっ!!」

しばらく抵抗してみたが
チカラの差ゎ歴然としている
無闇に暴れたせいで疲れを覚え
アタシゎもうどうにでもなれとチカラを抜いた

「るるちゃん さっきの良かったよ」

「、、意味わかんないんだけど」

顔を見られたく無かった
ふて腐れて無理矢理反対を向こうとしても
顎をつかまれ目を覗きこまれる

「別れたら死ぬって言ったよね
あれ 僕すっごいキタ
今 僕 るるちゃんにめっちゃときめいてる」

は?
なんですと????

「やっぱり僕 るるちゃん好きかもしんない」

はぁ???

「たまんなく可愛いって思えてきた」

えええええええ???

呆然としたアタシゎ
あえぐように精一杯疑問を口にした

「。。。。。だって だって じゃさっき言ってた事ゎ!」

すると ゆーきゎにっこり笑ってこう言った

「無しで」

なんですと?!
じゃぁ今までの何時間にも渡る争いゎなんだった?!
他の女がどーのとかいうのゎどーするの?!
ハテナだらけの頭を抱えたアタシの首筋を舐め揚げながら

「こんなにときめくんだから
急いで別れなくてもいいよね」

などと 都合のよい結論を独りでくだしているゆーきに
あっけにとられ二の句がつげられなくなってしまった
結局ゆーきの他の女を抱きたいという問題ゎ
とりあえず2人の課題としてお茶を濁したままとなった

そんな事があってからも
ゆーきの態度ゎ変化をみせなかった
相変わらず自分の気分で会おうと言い
セックスが済むと話をしてても上の空で
帰りたがるそぶりがみえみえだった
他の女を抱きたいという願望が
いつでもゆーきを迷わせていた
それでも春が過ぎ
夏がすぎていく中で
ゆーきゎゆーきなりに
アタシを喜ばせようと努力しようとしてくれていた

アタシにゎささやかだけど叶える事ができなかった
小さな夢がふたつかあった
乙女チックだと笑う人が殆どだろうその願いゎ
好きな人と夜桜を見上げながら一緒に歩く事
好きな人と夜空を彩る打ち上げ花火を一緒に見る事だった
もちろん夜桜も花火も
お客さんとならいくらでも見に行っていた
「好きな人」と行くのが夢だったのだ

アタシの人生ゎ何故だかあまり平たんでゎなかった
激動する渦に巻き込まれもみくちゃにされながら
「普通である事」に憧れ続けてきた
コンビニで 公園で 通り過ぎる家々の中で
なにげなく過ごす人々の生活はあまりに遠くて
アタシにゎ手に入れる事が出来なかった
一般的な家庭の姿というものに恋いこがれていた
きっとそこにいる人たちにも悩みがあり苦しみゎあるのだろう
それでもアタシゎ憧れ続けた
そしてあまりにくり返される悲しみの中で
夜桜と夜空に輝く花火ゎ幸せの象徴になっていった

嬉しい事や楽しい事ゎ一瞬で
その思いでが必ず後からアタシを苦しめた
あの時ゎあんなに良かったのに
どうしてこうなってしまったのか
いつもそういう思いにとりつかれてしまう
ヤのしければ楽しい程に思いでゎアタシを傷つける
思いでを作るのが恐かった

それでもゆーきゎいやがるアタシを連れ出した
春の夜空をうめつくすのゎ薄紅の花
夏の夜空に舞うのゎ星より輝く炎の花
人込みに押されながらアタシ達ゎ歩いた
子供のようにはしゃいで笑うアタシの胸を
果たされなかった夢のかけら達がちくちくと刺す
そのあまりの切なさに
アタシゎ胸が痛くなる

「ありがとうね。。。」

例え来年のこの時にゆーきと別れていても
それでも良かったと思おう
今日の日の幻を死ぬまで抱いていよう

「浴衣よく似合ってる」

そういうと 
ゆーきゎつないだ手を強く握った

握られた手の温もりを感じながら
泣かないようにそっと空を見上げていた
その時アタシゎ
アタシから別れを告げようとしていたのだった

-------------------------《次回たぶん最終回》







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Last updated  2006.02.14 20:59:24
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