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年下彼氏

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るるる4276

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2006.03.13
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それゎ土曜日 早朝5時の出来事
遊んでかえってきたゆーきの気配に目が覚めて
アタシゎ携帯で時間を見ると寝直そうと何度も寝返りを打っていた

「僕にゎ るるちゃんが必要ないんだ」

ゆーきゎしばらく様子を伺っているようだった
けれどもいきなりはっきりした声でそう言った
そしてその言葉を驚く程冷静に聞いてた
アタシゎ何故か妙に頭がはっきりとしていて
驚きも聞き直す必要も感じなかった
ゆっくり布団から体を起こすと座り
ゆーきのほうへ顔を向けてアタシゎ言葉の続きを待った

ここの所ゆーきゎしょっちゅう朝方に帰ってきていた
その事を相変わらずアタシが責める事も無く
ドコへいっていたとも 誰といたとも聞いた事も無かった
たいして関心も無かったし
第一そんな事を聞いても仕方が無いと思っているから
怒ろうが何しょうが行きたければ行くだろうし
遊びたければ遊ぶだろうし
結局ゎゆーきの意志の問題なのだから
それよりもアタシにゎもっと気になる事があった

あれだけ煩い程ひっついてきたゆーきが
まったくくっついて来なくなっていた
テレビを見ていればコアラの様に
後ろからしがみついていたのもしなくなった
本を読んでいてももちろん背中にのっかりもしない
例えアタシが先に寝ていても必ず抱きついて
途中で目がさめる度に背中を向けて寝ているアタシを
無理矢理自分のほうを向かせてゎ
抱き枕のように抱きついて眠っていたのに
ゆーきのほうがこっそり背中を向けて眠っているのだ

(あぁ 何か考えてるな)

そうアタシゎゆーきの気持ちが離れているのを感じていたのだ
だから『必要ない』と言われても
それ程ショックを感じなかったのかも知れない

「ここのとこイロイロ考えてたんだ
本当にるるちゃんといるのがいいのかなって考えてたんだ
それで ちょっと前に会社の先輩に相談したんだょ」

「それで?」

「結婚とかじゃなくて同棲って形ゎ
やっぱりいずれうまくいかなくなるだろうし
そんな凄い年上で子持ちじゃ結婚するのにもちょっと。。だし
一度距離置いた方がいいんじゃないの?って言われた」

アタシゎ黙って聞いていた

「うん 同棲辞めて一回距離置いたらさ
るるちゃんの良さとか大事さが分るかなとも思ったんだけど
距離置いても結局ワカラナイ気がしてきて。。。。
だから るるちゃんの事必要ないのかも知れないって気がしてきた」

「、、、その事なら前に十分話し合ったでしょう?」

アタシに夢中になれない
それゎつきあい始めからゆーきによく言われてきた
『もし本気で好きならもっともっと頑張れる筈なのに』
いつもゆーきゎそういってアタシを困らせた
例えば結婚に向けて真剣に貯蓄をするとか
もっと収入をあげる為に仕事を考えるとか
(当時の彼ゎニートだった)
好きだったら夢中だったらもっと自分よりも
るるちゃんの事を何よりも最優先できる筈なのに
できないのゎやっぱり好きじゃないから、、、
去年の夏が過ぎるまでこの事ゎいつもアタシ達の間に影を落としていた
その直接的な本当の理由を知ったのゎ
日記にかいたとおり つい最近だったのだけれども

それでも去年の秋口からのゆーきの態度ゎ一変して
一緒に住むようになってから
アタシ達ゎそれ以前と比べ考えられない程
お互いココロが寄り添うようになっていった
アタシゎ病気が安定した代わりに引きこもりになったけれど
その分ゆーきの気持ちゎアタシに密着していった
自分がいないとだめなのだという初めての支配感覚が
彼を捉え どんどんとのめり込んできたのだろう
ゆーきゎアタシの子供と会いたがるようになり
いつか4人で住む話や結婚についてを
口にするようになっていった
以前距離を置くという話がでた時に
なによりゆーき自身が一緒に住みだした事で
自分がどう変化したのかを再確認して結局このままを選んでいたのだ
アタシが指摘したのゎその時の話しあいの事だった

ゆーきゎ突然はっとしたようだった

「、、、忘れてた。。」

これもゆーきの悩みの一つなのだが
彼ゎどんな重要な事でも何故か忘れてしまうのだ
それも完全に忘れてしまうのでは無く
こちらの説明を聞くとだんだん思い出して来るのだけど
本気で忘れてしまうのだ
恐らくこれも長い鬱病の後遺症なのか
仕事の事でもアタシとの事でも
ゆーきゎ覚えていられないのだ
そんなバカなと思うかも知れない
でも至って彼本人ゎ本気でこの事で悩みもがき
ゆーきの人間関係で障害になっている後遺症なのだ

「ゆーきでもね。。。」

アタシゎ続けた

「最近のゆーきの態度で気持ちが冷めたんだなぁと分ってたよ?
でも距離を置いたからって気持ちが戻るとも思えないの
必要ないって思ったのなら別れようよ
アタシもいつまでもお題目みたいに
『好きになれない』って延々聞かされるのも飽きたしさ」

そういって立ち上がろうとすると
いきなり手を掴んでゆーきゎ大声をだした

「距離を置くんじゃ無くて別れる?!」

反射的に振りほどこうとする手を押さえて
更にゆーきゎ声を荒げた

「るるちゃん狡いよ!!!」

は?
なにが狡い??
それまで冷静だったアタシゎ頭に血が登った

「なんでアタシが狡いの?!」

「僕ゎるるちゃんへの気持ちに気付くかもしれないから
距離置こうっていってるんじゃないか!」

何を言ってるんだ。。。。
相変わらずの自分勝手ぶりに珍しくアタシゎ切れた

「あんたねぇ 距離おくのゎいいけど
結果やっぱ好きじゃ無いって気がついたら別れてっていうん?!
んで やっぱ好きって思ったら
何ごとも無かったように戻るつもりなん?!
ほなその間のアタシの気持ちどーなるん?!」

その言葉にゆーきゎ目を剥いた

「、、、、え。。」

「なんでアンタだけが決定権もってるん?!
あんたが狡いやろが!よう考え!」

そこまで一気に言うとアタシゎ手を振りほどき
喉の乾きを覚えた
台所でゆうべの残りのお茶を立ったまま飲むと
アタシの怒りゎ鎮火してしまった
。。。バカバカしい
このまま黙っていれば
どうせ叉アタシへの気持ちが盛り上がってくるんだろう

人間の気持ちゎいつも一定なわけじゃない
最近遊んで羽根をのばしたゆーきゎ 
それがあまりに楽しくて気持ちがそちらにいっているのだ
例え遊んでいなくても気持ちゎ遷ろうものだ
どんなモノにだって何にだって
クレッシェンドとデクレッシェンドをくり返す
1週間10日1ヶ月。。。 
その単位が人に寄り違いすれども
まるで海が満潮と干潮をくり返すように
気持ちも大きく小さく揺れる
満ちる速度が余りに遅く遅くなる時
別れたいと思うのだろう

アタシゎゆーきに対してゎ
気持ちの上で全力投球してきた
だからこれ以上の何かを求められたら
過剰な演技や嘘の言葉しか残っていない
それゎ最終的に
アタシを縛り付け苦しめる事になるのゎ分っていたし
結局ゆーきの精神の成長を
どれだけ待てるかという問題なのだ
そう考えがまとまると
追い掛けてきたゆーきに向かって
思った事をそのまま告げた

そうこうしている間にゆーきの通勤時間になり
彼ゎ慌てて出ていってしまい
そのままはっきりとした結論ゎ出なかった

昼休みにゎいつものように携帯にかけてきたけれども
あえてアタシゎ出なかった

そして仕事が終わると何ごともなかったかのように
ゆーきゎ帰ってきて

「ごめん 僕本当にひどい事言ったよね。。ごめんね。。」

そう謝ってきたけれども
アタシゎなにも言わずなにも無かったかのように
用意をしていたご飯を勧めた
無言がちな食事の席でアタシゎ聞いて見た

「ゆーき 好きでも夢中にもなれない女にさ
アンタ毎日毎日昼休み携帯かけてくるの?」

「。。。。ううん しない。。」

「携帯苦手なゆーきが 
自分から毎日1日何回もデンワしてくるのゎなんでだろうね」

「。。。。。ほんとだね。。。ほんとだ。。」

何ごともなく日曜日ゎ過ぎた
2人でゲームをしDVDをみる
ゆーきのお気に入りのCDを聞きながら
2人で雑誌を眺める
手をつないで食材の買い物をして
そして一緒にお風呂に入った
再び前のようにゆーきゎなにかとアタシにひっつき頬ずりしたがる
夜ゎ夜で以前のように抱き締められて眠った

そして今日
充電機を忘れたといって唐突に昼休みに戻ってきたと思うと
驚くアタシにいきなり抱きついてきた

「ごめん ごめんね 
僕ちょっと迷ってただけなんだきっと
どんなに自分がるるちゃんを必要としてるのか分かったよ
もう もう絶対あんな事言わない
るるちゃんが嫌っていっても別れない
僕自分勝手だからそれでいいの!」

その後ゆーきゎ
『るるちゃん僕に甘過ぎるんだよ~
もっと怒らなくちゃだめだよ~』
などというので

「あんた なにやっとんやて!」と

一言怒鳴った後

「こんな風に怒られるの恐いでしょ?やでしょう?w」と

笑うと

ちょっとおどおどした目をしながら
2,3度素早く頭をふった

「やっぱ怒っちゃダメ! (T∇T )」

。。。。なんて自分勝手なんだ
大きくため息をつき呆れた顔をしてみせるとゆーきゎ
もう一度抱きついて頬にちゅーをした後

「めちゃ必要な人だよ!」

そういうと時間だからと慌てて飛び出していった
風に吹き飛ばされそうになりながら走るその後ろ姿を見送って
アタシゎもう一度小さなため息をついた


























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Last updated  2006.03.13 17:25:14
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