16下の彼氏ができるまで 8
結果としてそのカフェに10日程お客として通ううちにアタシのそれまでの苦悩の日々ゎ突如として終わりを告げましたたった一度オーナーによるヒーリングをうけた事が呼び水となったのかアタシ自身がその道を歩む事になったのですその間にアタシが経験しためくるめくような出来事ゎスピリチュアルに関する事なのでここで書く事をやめておきますただいろんな意味でアタシゎ大きく変わりましたそれまでのアタシゎ自分しか愛していませんでした誰かを好きになったにしてもそれゎいつも自分を愛してくれる人間探しのひとつでした他人にすがりつき まとわりつき愛してくれと泣叫んでいつもいつも誰かに必要とされる事認められる事 それだけを願って生きていたのですただの自己愛の固まりだったのですその愚かさをようやくしることができました長い長い気の遠くなるような時間をかけたカルマ落としがようやくひとつ終わりを告げたのです今思えば沖縄のユタがかかるという「かみだーりぃ」の時期に似ていたのかもしれませんそして見えない世界の通り道になったアタシゎ酒を飲む事をやめODもやめアムカもやめ癒しのお手伝いをするようになっていました持ち込まれる相談ゎさまざまで頭痛肩凝りなどの健康相談から恋愛問題に開運問題時には写真の浄化なども頼まれるようになり口コミで噂がひろがって何件かのお店のオーナーさんからうちでセッションをおこなって欲しいと依頼がくるようになりましたそうしてその頃にゎゆーきの事もとてもなかのよい友達だと心から思えるようになっていました毎日一緒に座りながらたわいもない話をするそんな仲に戻っていたのです本当ゎコドモが2人いる事や年も35を過ぎている事なども素直に笑い話で打ち明ける事ができたのでした初めゆーきゎ冗談だとおもっていたようでものすごく驚いていました(アタシの事を24,5才だと思っていたらしい)一方ゆーきのほうゎカフェで人気者になっていましたいつも大人しくニコニコしている彼ゎ常連客にも馴染み可愛がられる存在になっていたのですところがある日お客のひとりが唐突にこんな事を言い出しました「ねえねえ うちの娘とつきあう気ないかなぁ?」その人の娘さんゎ17才でダンスのチームに入っておりお店でゎ可愛いと評判でした「今度写真もってくるからさぁ 考えてみてよ~」その会話を耳にしたとたん何故か激しい動揺を覚えましたなにを動揺しているのか分かりませんでしたしかしその後も娘さんの話題がでる度に狼狽し 自分の顔色が変わったのが分かりました嫉妬していたのですショックでした苦しい時期がやっと終わりこれからゎ恋だのなんだのそういった事にもう振り回されないとおもっていたのに自己愛からの開放とゆーきへの想いゎ別物だったのでしたゆーきゎ急速に変貌していくアタシの姿をあっけにとられながら見ていましたが浄化をするようになったアタシによる約1ヵ月毎日セッションを受け続けました(ゆーきゎ精神科でゎ鬱病だと診断されていましたがアタシの観たところゎ違っていました)そしてちょうどまるまる1ヵ月たったその日ゆーきに異変が起こったのですその日それまで一度も無かった事でしたが少し遠出をする事になり初めてアタシが車でゆーきを迎えに行きましたとても晴れて天気もよく ぽかぽかと日ざしの気持ちよい午後でした夕食を隣の市のインド料理屋でとるつもりだったアタシ達ゎ営業時間までの時間潰しにいつものカフェへ出向きいつものようにアタシゎゆーきにセッションをしたのですするといきなり「るるちゃん! 体が変だよ! 全身が感電してるみたいだ!! ビリビリして暑いよ!!!」そのままゆーきゎカフェの床を転がり回りました「ゆ、、ゆーき。。。」「体が変だよ~!」そういいながら ゆーきゎ急にハイになりやたら大きな声で「うわ~~なんだこれ~~!!」と 転がり回っていましたふと外を見るとあんなに晴れていた筈なのにガラス越しの空に低く雲がたれ込めチラチラと雪が降り出していましたその雪ゎあっと言う間にみるみる積もりノーマルタイヤのアタシの車でゎ自宅へかえるのが精一杯で最早ゆーきを送る事ができなくなっていましたこうしてその年一番の大雪の夜にゆーきがうちへ初めて泊まりに来る事になりましたが車にのっている間中彼ゎ異常に興奮し叫び笑い体に電気が走っていると言いながら暑がって半袖になた挙げ句猛吹雪の中窓を全開にして走らされましたなんとか家に帰り付いて風呂に入りこたつに並んでやっとほっとしたのもつかの間「るるちゃん。。どうしよう。。。。」「は?今度ゎなに?」さすがに疲れ果ててアタシゎ無愛想になっていました「僕。。。僕。。。るるちゃんが輝いてみえる。。。」「は???」「ど。。どうしよう! るるちゃんの顔が恥ずかしくてみられない!!。。。。。僕どうしちゃったの?!」今度ゎなにを言い出したんだ?アタシゎ呆れましたところがこの夜が2人のターニングポイントになるのです------------------------------《続く》