ＲＯＳＥＭＡＲＹ　ＧＡＲＤＥＮ

先日のB.D.のお花が少し傷んだので、小さく仕立て直しました。

このお花に寄せて、いつもちょっと、コケにしずぎ（？）なのでたまには

パパさんのことを書いてみます。（でも本人には内緒）

いろいろ、恋愛話など書いてますが、実際のところ付き合ってみて、

『この人と出会えてよかった。ずっと一緒にいたい』と思えた相手は、今までに

二人しかいません。

ひとりは結婚したんですからもちろんパパさんなんですが、彼と出会う前に付き合っていた人、

その人と恋愛は私に、最高の幸福感と絶望感を味合わせてくれました。

その人はそれまで私が好きになった男性とは、かけ離れたイメージの人で、年齢も一回り上、

ファッションだって休日のサラリーマン風で、およそ格好いいタイプではありませんでした。

実際付き合うまでは、ただの人のいいおじ様、位にしか思ってなかったんです。

でもいろいろないきさつがあって、その人と付き合い始めてみて、やっと

『人を好きになること、人に愛されること』とはこういうことなんだ、と理解できたんです。

その当時の日記にこんなことを書いてました。

『心から人を好きになって、その人も本当に自分を愛してくれる。

　こんな幸福感をいったい何人の人が知ってるだろう？』

まだ２０歳そこそこで、ずいぶんえらそうに断言してますが、当時はそんな気分だったんですね。

ところが、この恋愛は長く続きませんでした。

今でもどうしてなのかよく理解できていないんですが、何らかの事情で彼とは

逢えない状態になりました。

理由もよくわからず、別れたのかもはっきりしない、そんな状態で約半年ほど

毎日泣き暮らすような日々でした。

そんな時に出会ったのが、パパさんだったわけです。

出会いは最悪でしたね。今と同じフリーの仕事をしていた彼は、生活費のため、

ある飲み屋でアルバイトしてました。そこに友人に連れられていったわけですが、

彼は、店一番のひょうきん者で、人を笑わせるようなことばっかりしてました。

いつものように、私が暗～～いムードでいるとひょいと覗き込んで、

『ずいぶん暗いな～どうしたん？』と。

その無責任な明るさが無性に腹立たしかたのを今でも覚えてます。

『人の気も知らないで･･･』ってわかるはずないんですけど。

でも、店が終わって、みんなでドライブに出かけて（若いってパワーありますよね）

アパートまで送ってもらう頃にはすっかり恋に落ちていた、って感じですか。

次の日からはほとんど毎日一緒、そして半年後にはゴールイン。

人の出会いってわからないものですよね～？