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2005.09.19
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カテゴリ:SWEET MEMORIES
              伝説の耽美雑誌『JUNE』第6号


彼岸花の日記のコメントで、EyeTeaMerさんが飛鳥の事に触れられてたので、

ひとつ懐かしい話を思い出しました。

歴史上の人物で、誰がいちばん好きか?と問われたら私は間違いなく

『大海人皇子』と答えると思います。それも天武天皇ではなく皇子の時の彼です。

額田女王を兄(中大兄皇子/天智天皇)と争った、というラブロマンスは有名ですよね。


 茜さす 紫野ゆき 標野ゆき

     野守は見ずや 君が袖振る
 (額田女王)

 
 紫の 匂える妹を 憎くあらば

     人妻ゆえに 吾恋めやも
  (大海人皇子)



有名なこの相聞歌は、実はこっそりと交わされた愛の歌ではなくて

大勢の人の前で、茶目っ気たっぷりに披露された歌だという説もありますが

それでも、充分ロマンティックですよね。

ところで昔、『JUNE』という伝説的な雑誌がありました。ま、アブノーマルな耽美趣味、というか

いわゆるB.L.の先駆けとなった同性愛をテーマにした雑誌で、もちろん私、愛読してました。

そこに掲載された『飛鳥暮色』という漫画を原作にして、高校時代に学祭で演劇を上演したんです。

その話は、いわゆる有馬皇子事件(無実?の罪を着せられ、まだ年若い皇子が処刑された)を

モチーフに、有馬皇子と大海人皇子がちょっと妖しげなムード・・・・という

歴史学者の先生が聞いたら卒倒しそうな内容だったんですが、なかなかの出来でして

演劇部門で第三位に入賞しました♪

自慢じゃないですが(いや明らかに自慢?)私、脚色・監督・助演(もちろん大海人皇子役)を

兼任してこなしました(というか言いだしっぺだったから責任とった)。


その舞台の気持ちよかったこと!!


歌が上手かったら絶対、『宝塚に行きたい!』なんて思っちゃうところでしたね。






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Last updated  2005.09.19 23:28:19
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