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2006.04.16
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カテゴリ:音楽的生活
 

    願わくば 花の下にて 春死なん

     その如月の 望月の頃




舞い散る桜吹雪の下で、いつも思うこと。

この詩のように、桜の下で死んでいきたい・・・・と。



と言うことを、ある人に話したら、綺麗な桜も近づけば虫だらけ、と水を差されました(笑)

実際のところ、死んだ後の肉体を放置すれば、当然虫が湧き、腐敗し、

とても見られない状態でしょうね。

でも腐敗した肉体はやがて土に還り、養分となり、それを吸収した桜が

なお一層美しい花を咲かせる・・・

人の命は儚いものでも、そうやって自然の一部になり永遠の存在になることは、

幻想的で心惹かれます。

確か魔夜峰央の漫画の中で、死体に薔薇(だったと思う)の苗を植えると

美しい死体ほど美しい花を咲かせる・・・・というのがありました。

死んで花に生まれ変わる・・・異常な狂気の世界ですが憧れますね。

すこし意趣は違いますが、L’Arc~en~Ciel の「花葬」

これも同じように、幻想的で耽美な死の情景ですね。


   ばらばらにちらばる花びら 雫は紅

   欠けた月よ廻れ 永遠の恋を映し


   瞳あけたまま 腐食していく身体

   あざやかに失われる この意識だけを残して

   春を待てずに


   愛しいあなたはただ そっと冷たくなって

   腕の中でこわれながら ほら夢の渕で呼んでる

   いつものようにAh


   狂い咲いた夜に眠れぬ 魂の旋律

   闇に浮かぶ花は せめてもの餞



月.jpg



深い夢の渕で、花の舞い散る中、永遠の眠りに・・・

死を美化しすぎてはいけませんが、本当の静寂と平静はそこにしかないのかも。

そんなことを思う今日この頃。 







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Last updated  2006.04.17 02:08:00
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