|
テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:音楽的生活
願わくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃 舞い散る桜吹雪の下で、いつも思うこと。 この詩のように、桜の下で死んでいきたい・・・・と。 と言うことを、ある人に話したら、綺麗な桜も近づけば虫だらけ、と水を差されました(笑) 実際のところ、死んだ後の肉体を放置すれば、当然虫が湧き、腐敗し、 とても見られない状態でしょうね。 でも腐敗した肉体はやがて土に還り、養分となり、それを吸収した桜が なお一層美しい花を咲かせる・・・ 人の命は儚いものでも、そうやって自然の一部になり永遠の存在になることは、 幻想的で心惹かれます。 確か魔夜峰央の漫画の中で、死体に薔薇(だったと思う)の苗を植えると 美しい死体ほど美しい花を咲かせる・・・・というのがありました。 死んで花に生まれ変わる・・・異常な狂気の世界ですが憧れますね。 すこし意趣は違いますが、L’Arc~en~Ciel の「花葬」 これも同じように、幻想的で耽美な死の情景ですね。 ばらばらにちらばる花びら 雫は紅 欠けた月よ廻れ 永遠の恋を映し 瞳あけたまま 腐食していく身体 あざやかに失われる この意識だけを残して 春を待てずに 愛しいあなたはただ そっと冷たくなって 腕の中でこわれながら ほら夢の渕で呼んでる いつものようにAh 狂い咲いた夜に眠れぬ 魂の旋律 闇に浮かぶ花は せめてもの餞 深い夢の渕で、花の舞い散る中、永遠の眠りに・・・ 死を美化しすぎてはいけませんが、本当の静寂と平静はそこにしかないのかも。 そんなことを思う今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽的生活] カテゴリの最新記事
|