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何度も読み返す程、活字が好きでした。 思春期に読んでいたのは、星新一、筒井康隆、阿当田高、クリスティやクィーンなど ミステリーやSFが好きで、恋愛小説はほとんど読まなかった気が(笑) 結婚してからは本を読む余裕がなくて、活字離れしてましたが 前に勤めていた会社が倒産して求職活動していた頃は、自由な時間があったので お金もかからないしと、よく図書館に通いました その時どういう心の動きなのか、恋愛小説を読んでみようと思い立ち、そのうち 日常から離れて昔に戻る気分からか、夢中になった時期がありました。 中でも江国香織さんの世界が、甘いだけでなく不思議な無常感を漂わせていて 引き込まれましたね。 そんなにたくさん読んでないんですが『ホリーガーデン』や『ウエハースの椅子』などが 印象的でした。 特に『ウエハースの椅子』は、もうそれほど若くない一人暮らしの画家の女性と、 時折訪れる猫と完璧な恋人との日常が淡々としたタッチで描かれてます でもその完璧なはずの恋人には実はちゃんとした家庭があって 彼女の心はどんどん追い詰められていく‥‥それさえが静かな波のように描かれていて 悲しいのかどうかも曖昧な感じて‥‥ 最近ちょっと恋愛について悩んだりしていて、急にこの本が読みたくなりました。 次のお休みは図書館に行かなくちゃ‥‥(>_<) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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