セイヨウカリンのジャムを作った。
セイヨウカリンというかマルメロというかフランス語で coing コワン と呼ぶ果実がこの間から庭の敷地に落ちていたのを香りがいいので拾っておいた。今朝もまた落ちていたので拾い、ついに決心してジャムを作ることにした。何故、決心しなくてはいけない心境かというと、コワンは何故かいつも思った以上に時間がかかってしまうからである。と、いうか、この間も作ったのだけど。しかし、今朝はほんとうに数時間も果実を切るのに時間がかかってしまった。なにしろ果実は固く、切ってみると虫に食われている箇所も多く、それを根気よく切り捨てていく。なんて作業で少なくとも2時間はかかってしまった。なんとなく、今回は少し失敗した気がする。ジャムのようにトロリとしていない。コワンのジャム la confiture de coing はフランスのスーパーマーケットで見かけないわけではないけれど、割と少ないと思う。果実そのものは香りもよく、春先には見事な花を咲かせる。今の家の元オーナーもこの木は自慢だったみたい。