猫と散歩
2017年の11月頃に身元不明の首輪をしているコリー犬らしき犬が散歩についてきて以来、時々姿を見せるその犬が気になっている。夕べ、洗濯物を干していたら、その犬が柵の向こうに姿を見せた。初めて見た時は吠えていたが、最近は吠えない。話しかけると座り込んで目を細めてまるで聞いているみたい。ゴミを出すついでにその犬とまた散歩しようかな、と思い、外に出る。前回はまるで以心伝心のように、その犬がすでに道路に出ていて一緒に散歩できたのだ。が、今回は約2歳の赤猫がついてきた。一キロ先に行こうというだけだったが、猫にしてみると結構な距離じゃないか、と思い、ついてきちゃだめよ、と言ってみるが、すたすたと猫はついてくる。が、ある家の前でその家の飼い犬に柵の向こうから吠えられて動けなくなった赤猫。とりあえず、赤猫はそこに置いて、ゴミを出して戻るとすでにその家の前に猫はいない。家まで戻ってみたが、猫は戻っていないので、再度犬が吠えていた家の前まで猫の名前を呼びながら行ってみた。すると、赤猫はどこからともなく現れ、みゃあみゃあなきながらこっちに向かって来た。ほっとした。やっぱり、猫には結構な距離。やっぱり迷子になったか。家の前近くに赤猫を連れて戻ると、もう一匹の老猫が私たちを出迎えていた。冒険好きな若猫と老猫に好物のえさをあげてから夕食の支度をしましたとさ。