薩摩芋を入れた砂糖抜きの甘い飲み物
サツマイモの甘い飲み物を作ってちょっと満足気分を味わっています。① 適当に小さく切ったサツマイモ。サツマイモは市販のもの。無農薬ならなお嬉し。あとは、庭に生い茂る葉っぱたち。② 手で適当にちぎったヘラオオバコの葉。 ③ ニオイスミレの葉っぱ。 ④ アカツメクサの花の部分。鍋にサツマイモと上記の草花を適当に水を加えて超弱火でじっくりと煮込みます。これでとんでもなく甘い飲み物になりますし、煮込んだ具ももちろん食べます。翌日にミキサーでポタージュにして蜂蜜を入れてもいいです。⑤ 今回はこれに無農薬栽培のオレンジの皮をあらかじめ乾燥して細かく切ったものも加えましたが、これで爽やかな風味も楽しめました。フランス語で何て言うのかな。サツマイモ la patate douce サツマイモは100グラム中、大体80カロリー前後ほどあるそうです。サツマイモは100グラム中、330ミリグラムから352ミリグラム前後のカリウムがあります。 カリウムはフランス語ではポタシウム potassium と呼ばれていますが、化学記号は K です。ラテン語では kalium と呼ばれていたからです。カリウムは神経系の伝達、筋肉機能の調節、血圧に係わる大事な役割を示すものです。体内のカリウムは腎臓を通して排出されることで安定したカリウム濃度を保つそうです。腎臓を傷めている方はこのカリウムがきちんと排出されず、高カリウム状態になる危険があるそうですので、医者から腎臓が弱っています、とか、お酒の量が普段から多い人はあまりおススメできない飲み物かもしれません。サツマイモは100グラム中、10500マイクログラムのベータカロチンを含むそうです。アミドンは6グラムほど。カルシウムは32.5ミリグラム。ビタミンⅭも期待できる飲み物です。ヘラオオバコ le plantainヘラオオバコもしくはフランス語で le plantain の葉っぱです。小さな若い葉は生で食べることができます。大きく育ってしまった葉は乾燥して煎じて飲みますが、私は生でも小さくちぎって煎じて飲んじています。小さなピンクの花は別の草花です。南仏のヘラオオバコの花ですが、あまり花って感じはないですね。風にそよぐ姿は綺麗です。乾燥したヘラオオバコの葉の摂取は血、肺、胃をきれいにし、血友病、嘔吐、赤痢、子供の発達障害、慢性気管支炎、結核、咽頭炎、喉頭炎、腎臓炎に効用がある、という言い伝えがあるそうです。ヘラオオバコの生の葉を磨り潰して傷口につけると早く治るとも言われています。マムシや虫に噛まれた時も効き目があると信じられています。マムシに関しては応急措置なんでしょうね、絶対、お医者さんに飛んだほうがいいと思います。オオバコと言えば、うさぎの好物だった、という記憶しかなかったのですが。世の中ではこのヘラオオバコを乾燥させて販売しているみたいで驚きました。日本の円型の葉をしたオオバコも煎じて飲むと白内障などにもよく、喉の痛みを鎮めてくれるそうです。ニオイスミレの葉 les feuilles de violettes ハート形のニオイスミレの葉っぱです。南仏の川のほとりに群生していた紫のニオイスミレを二株小さいのを数年前に植えたら、結構増えてくれました。川のほとりには白やピンクの菫も咲いていました。生の葉を食べるとちょっぴりネバネバしてきます。花も食用になります。アカツメクサ le tréfle des près, le trèfle violetなんてことない南仏のアカツメクサです。ほかにも草が生い茂っていますが。ムラサキつめくさとも呼ばれています。tréfle rouge, violet 赤クローバー、紫クローバー、野原のクローバー le tréfle des champs とか野原の蜂蜜 miel des près などとフランス語でもいろいろ名前がつけられています。マメ科のアカツメクサはイソフラボン成分が多く、アカツメクサの淡いピンクの花は鉄分を含んでいるそうです。乾燥して煎じて飲むのが良いみたいです。昔から薬草として知られていたそうです。骨粗しょう症の予防や更年期障害予防、心臓血管関連の病気の予防、がん予防などの効用が期待できるそうですが、妊娠中の方は避けられたほうが良いそうです。採りたての花を水で洗ってから生のままサラダにして食しても良いです。