冬は薔薇の挿し木準備の季節
ひょっとすると、この冬は時にマイナス15度まで下がる南仏の片隅で、毎年この季節に書いていそうな気もするけれど、冬は、剪定した薔薇の枝などをそのまま水にさして置くと、春まで待つ間に新しい葉が出たり、白い根っこがでたりします。基本は、窓際の寒い外や、寒いベランダに置いて冬を越させます。自分は最初は枝をそのまま捨てるのがなんだか可愛そうで単純に水を入れたガラス瓶にポンとさして置いただけだったのだけど、まさか、新しく小さな葉を出すとは思っていなかった。しかも水は一度も変えることなく。それで枝が腐っていくこともなく。それ以前に南仏の地元のある知人に話を聞いたら、薔薇の枝は横に倒して水につけ、外に置いておくと根っこが出ると教わっていたので、縦にさしたものはだめなんだろうな、と漠然と信じていたのですが。と、いうわけで今年も同じことをしています。水は全く変えることもなく。寒いので水も腐らないのか。そろそろ新しい小さな葉というか芽を出しています。一昨年、そうして春になって鉢植えにした小さな薔薇の挿し木も健在です。挿し木はフランス語で bouture 女性名詞です。 une bouture, la boutureune bouture de rosier 一本の薔薇の木の挿し木