南仏奥地の今朝マイナス4度です。
2021年4月初旬、南仏に帰宅。着いた時は頭痛を抱え、ボロボロ。荷物を車から運び。自分は夫より走行距離は短いのになぜだろう。頭痛はあえて薬を飲まず、ソファに寝っ転がり、そのまま眠り、翌朝はすっきり目が覚め、たまった洗濯物をかたずけ始め、植物に水やりしたり。以前、気がついたのだけれど、頭痛薬を飲むと、頭痛は取れても身体がすっきりしないことに気がつき、以来、頭痛薬はできるだけ避けています。幸い猫は老猫も若いのも元気だったのが何より。週末に夫の知人が来てくれて猫にえさをやってくれたらしいので、猫が元気なのもその人のお陰です。しかも鉢植えのチューリップも元気に咲き、ベランダのベゴニアも、挿し木の薔薇からは二つのつぼみがつき、コンポストから育ったトマトの新しい葉っぱたちも成長を続け、無事でよかった。枯れていたら、どうしようと思っていましたが。大きな鉢植えのレモンの木からも白い香りのいい花がたくさん咲いています。今は花の季節か。梨の木、セイヨウカリンの木、サクランボの木。ただ、4月7日、南仏の田舎の今朝の気温はマイナス4度だったそう。フランス北西部は海岸沿いの気候ということもあり、5月初旬かと思うほどの爽やかな過ごしやすい気候だった。ニースやカンヌ、マルセイユなどの海岸沿いなら、もう少し気温も穏やかなのだろうけど、南仏の人が言う「北フランス」のほうが暖かった。昔、ディニユ・レ・バン Dignes les Bains という南仏の高地プロヴォンス(Haute Provence) の養蜂家のお家でハチミツを買った時、蜂蜜は匂いでどの種類かすぐわかるという奥さんが遥か彼方を眺めるように、「私は北フランスには住めないと思う。寒すぎて」と言ったのを面白く思い出す。何故かと言うと、時は真冬、周囲は雪に覆われ、ここは冬の北陸と思うほど寒かったのだ。夕べのニュースではフランスの中東部ブルゴーニュ地方の葡萄園の話が出ていた。葡萄の木が新芽を出したものの気温が下がり、一本一本の葡萄の木のそばで火をともしたり、ヘリコプターを飛ばし、葡萄の凍結を防ぐ様子が映っていた。ブドウ園は広大なので、手間暇考えただけで気が遠くなりそうな話です。ヘリコプターを飛ばせば、ブドウ園農業者のふところは痛いそうだが、土壌の最も暖かい空気を上に送り、凍結を防ぐことができるという。ブルゴーニュと言えば、ロマネコンティの超高級ワインでも知られるワインの生産地。一本で百万円を超えるロマネコンティもあるそう。En tournant au-dessus des parcelles, les pales des appareils rabattent en effet l'air le plus chaud au sol, ce qui évite aux bourgeons de geler. (https://www.leparisien.fr/societe/meteo-des-helicopteres-pour-sauver-du-gel-un-vignoble-du-medoc-05-05-2019-8066106.php)さて、ノルマンディを去って、ある町を通り過ぎたのだけれど、美しい大聖堂が川の向こうに見えたものを撮影。とはいっても、走行中の撮影で、例によって長旅で車のガラス窓が汚れ、今回はしつこい宇宙円盤(ただの汚れ)まで飛び交い。南仏からフランス北西部への旅はこれまでに幾度となくしているけれど、毎回違う町を通っていることもあり、この風景はひょっとして最初で最後と思い、動画の質は決していいものではない、と思いつつもユーチューブに載せました。フランスのル・マンの町の一角だったようで、有名な大聖堂もちらっと見えました。黄色い宇宙円盤型の汚れは、ほんとうにごめんなさい。🙇