タンポポジャム?タンポポは身体にすごくいい
ユーチューブの動画で、セルビアやフランスの自然派の人たちがタンポポは身体にすごくいい、花も葉っぱも根っこもすべていい、利尿作用、肝臓、腎臓にもよい、と大絶賛しているのを見てから、時々、庭先に咲くタンポポの花や茎や葉っぱを玉ねぎやキノコやブロッコリーと一緒に炒めたりして食している。気をつけなくてはいけないのは、農薬を使用する畑などからできるだけ離れた場所に咲くものでないといけない、と。ただ、農薬の不安がある場合は、重曹にしばらくつけておけばいい、という人も。根っこは癌の治療にもなる、と。根っこ自体は日本でも昔からコーヒーとしても飲まれていたし。根っこはまだ試していない。フランスではタンポポの花とオレンジ、レモンと煮込み、最後に砂糖と寒天などを入れて作る la cramaillotte と呼ばれるタンポポジャムというか、タンポポプリン?みたいなものが昔からあるそうで、どうもフランスだけではなく、トルコの近くにある国の人やセルビアの人も紹介していたので、意外といろんなところで存在していたみたい。今日はタンポポの花をつくさん摘み、私も挑戦してみたい。基本的に農薬の心配はないと思いつつも、念のため、重曹に少しつけて、洗う。花と緑の部分を一つ一つ分離してから、鍋に水を入れて煮込む。市販のオレンジの皮に農薬がある可能性が高いため、皮はコンポストに。レモンは鉢植えで自家栽培なので、皮ごと輪切りにして、タンポポの花と一緒に入れる。一時間ほど弱火で煮込む。と、いうところまで今日はしたのだけど、この後、汁だけを別の鍋に入れ、20分ほど煮込み、最後に砂糖と寒天を入れ、瓶につめて、おしまい。寒天は入れても入れなくてもいいらしい。追記 (フランス在住です)結局、昨日は寒天もゼラチンも自宅になく、煮込んだものをそのまま瓶詰にした。今日の午後、ゼラチンを購入。寒天は売ってなかった。自宅に戻り、タンポポの花、オレンジ、レモンを煮込んだ瓶を鍋に移した。なんと、気持ちゼラチンを入れたみたいにプリンプリンしている。「寒天を入れなくても入れてもよし」と解説していた人はこういうことを言いたかったのか、と納得。とはいえ、せっかくゼラチンを買っていたので、使ってみたい。ゼラチンは使用前にいったん水に10分ほどつけるように、と書いてある。ゼラチンを鍋に入れて、弱火にかけ、ゆっくり木杓子でかき混ぜる。ゼラチンがほぼ溶けたかな、と思う頃に火を止めて、瓶に詰める。果たして、明日はどうなっているだろう。しっかりかたまっているかな。寒天agar agar Agro-Média というフランス語のサイトによると、この、アガーアガー、インドネシア語だと思っていたら、やっぱりインドネシア、マレーに由来する言葉らしい。しかし、寒天そのものは、1658年に「みのらたらざえもん」が発見し、食用の海藻で、特にデザートなどの食品を用意する段階でゲル状にするために使用された、云々と書かれている。L'agar-agar a été découvert au Japon en 1658 par Minora Tarazaemon, c'est une algue comestible utilisée en gélifiant pour des préparations alimentaires, surtout des desserts.JA長野県のサイトによると、「みのらたらざえもん」は 美濃屋太郎左衛門だった。トコロテン、そう言えば、姉が若い時の大好物だったなあ。寒天は日本産だったのかあ。え?癌の治療にも使われるの?フランスは養豚が盛んな地域もあるから、やっぱり普通のスーパーでゼラチンが見つかりやすいのも納得がいく。