独り言。生活感のない部屋?
捨て活をやや目指し、さあ、お世話になった服たちよ、さよなら、と袋に詰めつつ、ついクラフト作家たちの動画や古着リメイク職人さんたちの動画を見て、いやいや、ちょっと待て、とまた考え込んでしまう。いや、リメイク職人さんのようなすごいことなんかできないことはわかっている。ああ、でも、ちっちゃいものなら、何かできるかも、と。お情け家庭科3だった私でも、手縫いや編み物をすると、心が落ち着く。不器用だけど、黙々と手を動かす時間が何か楽しい。そこに一杯のカフェオレとチョコレートのかけらなんかあったりすると、天国。作家たちとか単純に物作りの好きな人たちの動画などを見てしまうと、メルヘンな世界がそこにはあって、いろいろあるけれど、色彩の統一感もあるし、いろんな色が飛び交っていても、何か心わくわくしてしまう。ホテルのような無機質な空間もいいけれど、メルヘンが詰まった住まいなんかはもはや住まいそのものがアート作品に見えてしまう。そういえば、昔、黒い下敷きをなぜか枕元に置いていて、朝、目覚めるとその黒い下敷きが真っ先に目に入ってきて、心も暗くなり、違う日に花がいっぱいという水彩画に変えたら、心明るく目覚める、ということに気がついたことがあった。思うに生活感あふれていても、使い勝手が良くて、元気の出る色彩や心あったまる、落ち着く色彩で統一されていれば、一日の始まりも楽しくなるんではないだろうか。と、いうわけで、袋に詰め込んだ古着をいくつか再び出してしまった。まあ、でも、今日はそれなりに捨てる覚悟の出た服もあったので、これで良しとしよう。