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テーマ:徒然日記(23314)
カテゴリ:恋愛、人間関係
いつか、フランスのテレビで
フランス人のカップルのドキュメントが放映された。 一緒に暮らし始めた18歳ぐらいの若いカップルだった。 私は、見てすぐに、あ、これはすぐに崩壊すると思った。 男の子は、テレビのサッカーを見て、ソファに座っている。 一人でテレビに映る試合に一喜一憂で大変な騒ぎ様。 彼女は一人で、しら~っとしている。自分の居場所を失った時の表情だ。 その内、彼は女の子に、アイロン台の場所を教えている。 つまり、彼女にアイロンをかけてね、ということなんだ。 え、彼はソファに座ってテレビ観戦なのに? 若い彼が身勝手に思えた。 いや、たぶん、彼女が率先して当たり前な顔でアイロン掛けをしていたなら、 何も思わなかったかもしれない。 彼は、一応仕事をしてアパート代を払ってはいるようだ。 おそらく食費も彼が負担していたのだろう。 ということで、若いながらも見事な亭主関白ぶり発揮となった感じ。 僕は外で仕事しているから家ではくつろぐ。 今は彼女が身の回りの世話をしてくれる。きっと、そんな感じだった。 どちらにしても、彼の思いやりが足りない感じだった。 彼女と楽しい時間を分かち合おうとする気持ちが感じられない。 日常生活の中でうっかりそういう小さな思いやりが埋もれてしまったのだろう。 彼との生活突入時には、彼女はそれは嬉しそうだった。 好きな人とずっと一緒に暮らすことへの期待感は相当大きかっただろう。 が、徐々にそれまであったある種の自由と気楽さが消え、 彼女にとって窮屈な居場所のない生活へと変化していく。 二人でディスコに行っても、彼は彼女をほったらかして 男友達と話したり、踊ったりしている。それは別にいいとは思う。 が、ほったらかした彼女が彼と同じようにほかの男の子や 女友達と話したり踊っていると、嫉妬で彼女に文句を垂れる。 本人も気づいていない身勝手な感情なのだろう。 思うに、彼女がほんとうにその時も彼に恋していたら、 彼の嫉妬もなかなか可愛いものと受け取ったかもしれない。 が、その前に、「私をほったらかしておいて、私が同じことをして、 何故、あなたが私に文句をいうのよ。」という理不尽な思いや 普段の家事業など、彼への「うんざり度」が増してしまった感じがする。 結局、彼女は、彼との生活を捨てて、実家に戻った。 彼には、とっても理解できなかったが、受け入れるしかない。 彼女は、親の家にいれば、家事業は母親のお手伝い程度で もっと楽しく気楽に友人たちとお喋りし、干渉されずに興味のあることができる。 独身の女の子でいたほうが気楽である。 彼の中で、一緒に住んでいる彼女に対して、こんな思いはあっただろう。 「女が家事業をやるのは当たり前。 男は外で働いているんだから、男が家でくつろぐのは当たり前」 すべて、なんでも、「当たり前」が先にきて、 新しく始めた二人の生活を彼女がどんなふうに感じているかまで、 まるで気がまわらなかった。 ドキュメントからは、彼女が来てくれたから、 もう家事業から自分は解放された、便利だ、 ぐらいにしか思っていなかったようにしか伝わらない。 若い彼だったが、結局こうして封権的な家庭をつくろうと いう幻想についつい浸ったのかも知れない。 では、どうしたら、よかったのか。 言うのはいたって簡単なんだけど。 彼女は家にこもらず、外とのつながりを求めるべきだった。 彼中心に回る生活が彼の身勝手ぶりを増加させた。 彼女は自分を確立すべく、もっと自分の能力を発揮できる学びや 何か資格習得や職につながるものにもっと時間をかけるべきだった。 彼はそんな彼女を信頼し、嫉妬すべきではなかった。 が、彼の独占欲や嫉妬が彼女を家につなぎ、 閉じ込める原因になってしまったことも考えられる。 嫉妬という感情をコントロールするのは難しいけれど。 感情がコントロールできない、と悩む時は、深呼吸しよう。 人は誰かにかわって、呼吸することはできない、 これはいたって単純なことだけど。 家事業も二人で負担するようにお互いに努力する姿勢を とれば良かったのかも知れない。 とは、言っても、それは熟年のカップルでも修行が要るような話だと思う。 そうした上で、彼の家事業の中で不得意と判断したものを 彼女が徐々にするようになることもある。 とっても彼には任せられなくて。 アイロン掛けや卵焼きやサラダや簡単な縫い物ぐらいは カップルの両方が出来た方がいい。 カップルはこうであるべき、という「出来上がった考え」を捨て、 「自分たちはこういうカップル」という二人でつくっていくカップルの形を 徐々に求めていくべきだった。 カップルの人は、 「自分たちの二人のあり方」にもっと柔軟なもっとのびのびした形を お互い見つめあう機会にしてもいいかもしれない。 ロマンティック・ケネディ 今日もあなたにとって 素敵な一日でありますように。 lots of love 人気blogランキングへ ありがとう!Have a nice day ! A+ ! Vineusement vôtre. よろしければ、ぽちっとプレスを。 ○ 47弦の詩人こと川下笑里歌のハープ名コンサート間近! 2007年3月25日 日曜日 午後2時開演 大人5,000円 岡田音楽サロン くらび舎 TEL/FAX 0863-71-0931 e-mail kurabiya@leaf.ocn.ne.jp 47弦の詩人 川下笑里歌さんの ハープコンサート! ○ 劇団 無=魂の 「桜」 公演 2007年5月17日~20日 東京 六本木アトリエ・フォンテーヌにて! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 30, 2020 05:57:23 PM
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