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April 15, 2009
カテゴリ：France
水曜日の夕方、といってもまだ明るい、主人と二人で 義弟の奥さんが売りに出している大きな家のペンキ塗り の手伝いに行き、そのまま彼女の近所のご夫妻のお家に 夕食にご招待された。 いわゆるフランスの美しい田舎の典型的なお家。 招待先のご夫婦はおそらく60歳代。 1ヘクタールの土地の地主だそうで、おそらくご自分の 所有する森の一角で狩猟もなさるらしい。 サロンには、きつねやリスなどの剥製が。 風水的には剥製はよくないとか昔読んだことが あるなあ、と。 さて、その近所のご夫妻は、昔、小さなキツネを 拾って育てたこともあるそうです。 キツネは小さい時は、人間の膝の上に乗ったり、 与えた餌はその場で犬猫のように食べていたのが 大きくなると、餌を隠しては食べるようになり 野生に戻っていったそうで、それでも、奥さんには なついていたので、いつも奥さんの後を追っかけて いたそうです。 ブレロ に近い発音の動物の剥製もあり、それは 奥さんが車の事故で命を失っていたのを見つけ、 わざわざ彼女の車の後ろに積んで自宅に持ち帰り、 剥製の専門家に依頼して作ってもらったそうです。 その話をしている時にご主人が、もし、ブレロが 気絶していただけで、生きていたら、すごく危険な ことだったんだよ、と奥さんに。 さて、blaireau は 英語では badger と訳されていて 日本語にすると「アナグマ」 最初はたぬきのことかな、とも思ったのだけど。 全長約１メートルで、黒く長い爪があるので、 攻撃されたら、大変です。 さて、夕食なんですが、奥さんが大きなお皿を両手で 抱えて出してくださったのを見て、最初は 何だろう、とよくわからなくて。 どす黒くてちょっぴり食欲のわかないお肉で。 見た目、かなりとまどってしまう。 義弟の奥さんは、「ああ、ピジョンね。」と 嬉しそうに。え、ピジョン。鳩。鳩?! 内心、かなり焦りながら、でも、ことわれない、 失礼だよね、と。もう、気絶寸前。 私の横に座っているコワオモテのご主人は、 森で狩猟した鳩だ、と。 奥さんも義弟の奥さんも「おいしいのよ。」を 連発。ますます、ことわれない状況に。 じゃあ、と一生に一度の鳩料理。 ああ、食べちゃいました。 主人は子供の頃、フランスでも食べたし、インドネシアでも 食べたことがあるそうです。 そう森の鳩。 昔、パリに住んでいた時、小さなバルコニーに森の鳩が 巣を作って白い卵を二個産んで、卵から成長して鳩に なっていたのを目の前で見せられたことがありましたが。 フランスには、黒い目をした割に綺麗な森の鳩と 赤い目をした町の鳩がいます。 と、いうわけで。鳩、食べちゃいました。 信じられない。なみだ目。 牛肉のブイヨンが入ったソースをたっぷりかけて。 デザートは「りんごタルト」で、奥さんが焼く前に りんごの上に、お砂糖とフレッシュクリームと、なんと きじ、そうあの美しい雉の卵をかけたそうです。 これは美味でした。 閑話休題 今朝、猫にせがまれて、家のドアを開けたら、 猫が狩猟したちょっと小太りの小鳥が玄関マットの上に。 またまた気絶寸前。 昔、猫の本で、猫はご主人さまに感謝の気持ちを こめて、そういうことをすると書いてあったけれど、 最近、あれは、猫が「もうご飯がないじゃないか、 ほら、ちゃんとちょうだい。」とせがむために する行為ではないかと思う。 (ちなみに、小鳥は、薔薇の木のそばで土をかけて あげました。)  hang out = spend time socially I'd rather ... = j'aimerais mieux  ロズモンドのフランス CHIC PURE16  パリ一人旅プチガイド Bon voyage! パリの一人旅は危険か。Bon voyage!  川下 笑里歌さんのハープ演奏をご試聴ください♪ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
April 17, 2009 01:28:45 AM
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