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カテゴリ:動物
風呂場の水漏れがあったため、大家さんが来て修理してくださった。 1934年、アフリカ生まれの水色の瞳をしたフランス人が大家さん。 生まれはアフリカだけれど、ヨーロッパ人。 修理が済んでから、エスプレッソを召し上がっていただきながら 世間話。大家さんの話は実は南仏訛りが少し入るのでちょっぴり 聞き辛い。まあ、でも、私だって自覚してなくてもきっと日本語 訛りが入ってしまうわけで。 成人してからは生物学者兼物理学者で、フランスはあちこちで異なる 職業に就き、石油精製関係の仕事や生肉業者の衛生検査などの仕事も され、アルジェリア戦争体験者でもあるそうだ。 代表取締役として務めたパリ時代には、部下で左官工事などに詳しい 器用な社員に自ら個人指導を受けて、後、プール配置工事などを やりこなしてしまう自由業をし、そうこうしながら、その後、土地や 家を購入して、現在にいたっていらっしゃるようだ。 プールを作る仕事をした時は、ベルギー人の大学教授宅でプールを 作った時、ある日、教授からプールをもっと深く掘ってほしいと 言われ、大家さんが理由を聞くと、落ちた時に浅いと困る、と 言われ、規定の深さに掘ってあるので大丈夫と言うと、教授が 近所でプールに落ちた人がいて、怪我をしたという話をし、よく 聞くと、水の張っていないプールに落ちたらしいことがわかり、 大家さん、唖然として、その場合、プールが深いと余計危険ですよ、 と言いつつ、この人、ほんとうに教授?とつい疑ってしまったそうだ。 以来、大家さんはベルギー人に偏見を持っているらしい。 一度は南仏プロヴァンス風に建てた家をデンマーク人夫妻が購入。 その夫妻から招待を受けて行って見たら、壁がポップ調にあっちが オレンジ、こっちはブルーなど様々な色に塗り替えられて、売っちゃった、 とは言え、大家さんはショックだった、などの話がでてくる。 と、いうわけで、大家さん、北欧の人の色彩感覚にもついていけない 自分を確認したらしい。 経験豊かな大家さんは、アフリカ生まれ、とはもうすでに 書いたけれど、大家さん、子供時代は、よく家族で外に 蚊帳を吊って寝たそうだ。お父様は銃を抱え、ランプをともして。 ランプの火がある限り、ライオンに食べられないからねえ、と。 それで、豹の赤ちゃんやハイエナの赤ちゃんなんかが一匹で いたりすると、ミルクをやったりしたこともあるそうだ。 ライオンの赤ちゃんでも同じで。 大家さん曰く、成長しちゃうとペットにはちょっと大きいから ねえ、まあ、大自然に帰ってもらうのがいいわけで、と。 そんな話を思わずうるうると聞いてしまう私。 大家さんがペットにしていたのは、LE CHAT TIGRE タイガーキャットで普通の猫の3倍くらい大きい動物らしい。 アフリカに行くなら、いいとこ教えてあげるよ、と。 そこの酋長には葉巻と奥さんには香水の見本を手土産で あげること。いい釣り場所があるが、川釣りしたかったら、 川釣りしていいか、とちゃんと酋長に断ってから行動に 移らないといけない。あと、アフリカに行ったら、現地の ガイドさんを二人くらい頼まないと、ライオンに食われたり しちゃうこともあるからねえ、と。 僕はねえ、気温が30度くらいを快適気温と呼んでるの、 ってさすがアフリカ育ち。 アフリカ。その川釣りのできるアフリカの村で大家さん、 パスポートや財布などの貴重品をポンと置いて釣りに 出かけちゃうそうだ。思わず、ええ?盗まれませんか、と 聞いたら、村の中で盗みは死刑に値するから、誰も 盗まないんだよ、と。実際、過去に盗んでその場で 銃殺された村人がいたらしい。 それにしても、アフリカの村で過ごすのは最高だよ、と。 テレビも電話もなくてさ。うちの奥さんはダメだけどね。 もっともね、ダカールやほかのアフリカの都会に行ったら マルセイユのスラム街と同じで娼婦も泥棒も不良もいて 話は全く別だよ、と。 年配の大家さんにとっては、マルセイユもまだ危険地帯 なんですね。南仏エックスの人にとって、マルセイユの イメージはあまり良くないらしい。 この南仏エックスの高校に通う息子も、エックスと マルセイユの人間を混同すると攻撃に遭いかねないから 要注意なんだよ、と。 フランス菓子ケーキ。いただきます♪でも運動もしましょう。 ロズモンドのフランス CHIC PURE16 フランスの貴公子ルイ・アレクサンダーくんのボーイソプラノを聴いてみよう。 マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeは12月初旬にロンドンでコンサートの予定! ベガジョーと知られる前のマンチェスターの 時の姿はこちらです。 街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われる美しいハープ演奏♪ ごっちゃ箱 現代詩人 ロズモンドのフランス CHIC PURE16 パリ一人旅プチガイド Bon voyage! パリの一人旅、スリにご注意。Bon voyage! 日本から南フランスに来られる方へ。 小さなメモ。 ちなみに プロヴァンス Province は フランス語で「田舎」の意味です。 南仏のワインもプロヴォンスワインです。 南仏の人は、AIX-EN-PROVENCE を プロヴァンスと呼ばれると バカにされたような気がするのだそうです。 ウィキペディアでも堂々のプロヴァンスになっていましたね。涙。 どんなに田舎が好きでも、そう、注意しませんと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 5, 2009 02:07:55 AM
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