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テーマ:徒然日記(23505)
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一昨日うちで一緒にコーヒーを飲みながらお話した不思議な 友人Jさんがそういえばある女性の話をしていた。 その女性の友人は乳がんで薬の投与のせいか髪が薄くなり かつらをかぶっていた。Jさんはかつら被らなくても綺麗だよ と言ってあげた。実際ありのままの方が美しい、とJさんは思 ったそうだ。 Jさんは恋人との喧嘩の原因がいつもたいしたことのない つまらないことだったりしていることに疲れていた。 その癌をかかえて生死の間でも清々しい微笑の女性に あって、できるだけ恋人との喧嘩をなくそうと思ったそうだ。 確かに恋人同士や夫婦の喧嘩なんてほんとうにたいしたことで もないところから発することが多い。 私の場合は主人が一人で勝手に切れかかると出来る時はパッと 外に散歩に出る。とばっちりはたくさんだし、まともに受けて 私もものを言い始めたらもうきりがない。 一人の生身の人間と暮らす事はなんと言うか妥協と忍耐、 あきらめと無視も必要だったりする、なんて最近は悟っている(?) だから相手を選ぶ時は、この人なら我慢できるかも、と思うく らい好きな人と一緒になるべきなのです。それでだめだったら、 あきらめもつく。 話は変って夕べ古い日本映画を観た。 三船敏郎の「用心棒」。後味のいい映画だった。 残酷なシーンもあり、たくさんの人間が死んでしまう映画 なのに、用心棒があまりにも素晴らしくて人間なら誰しも 彼のようなヒーローを演じてみたい、と思ったりするかも しれない、とも思った。 善悪がはっきりした単純な人間関係の上に設定されていて 非常にわかりやすい。 が、もしも、このストーリーを変えてもし用心棒が一人も 殺さず悪たちを更正させなくてはいけない、という方向に 向かわせたらどうしただろうか。用心棒は頭のいい人だか らそれができたのではないだろうか。よく考えてみると、 悪人の中には結構笑える愛すべきキャラもあるし、単にう ぬぼれているだけのキャラもある。こういうキャラがすべ て最後には消えてしまう。悪はみんな消えてしまえばいい、 という具合に。 やっぱり心正しい用心棒が道場など作って剣で鍛えていく ことで人間も鍛えていくみたいにするしかないか。 本をたくさん読ませて学ぶ事の喜びを覚えてもらうか。 教育にはお金と時間がかかる。 空腹で困っている人には教育もできない。 屋根も壁も持たない人間には教育は夢の産物。 一般市民は一人では一匹の野良猫なら助けることができても、 たった一人のホームレスさえ助けることはできない。 人間は一人の力ではたった一人の赤の他人のホームレスを 助けることはできない。 ホームレスに毛布を買ってあげたり、お金を渡したり、 食事を持って行ったことはある。 でもアパートに友人を招待するようにはできなかった。 ホームレスには絶望から頭がおかしくなった人もいるだろう。 心理学の医者が絶対必要だ。 ホームレスはお風呂に入らなくてはいけない。 個人で赤の他人の誰がお風呂場を提供するだろうか。 いえ、全くできないわけではない。 が、ずっと定期的に面倒を見ていくのは大変なことだろう。 銭湯も拒否するかも知れない。 ホームレスには新しい衣服が必要。 屋根と壁、台所とトイレも必要。 でも彼らが一番必要なのは人間の尊厳。 そして社会復帰が必要。 でも、政治の力でもどうすることもできないのかも知れない。 国民の税金を働かないホームレス達に回すのかと反対する人たちも いるだろうから。 社会復帰には時間がかかる。孤独なホームレスを ずっと暖かい目で見守る人が必要だ。 徒然なるままに。 マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeは12月初旬にロンドンでコンサートの予定! ベガジョーと知られる前のマンチェスターの 時の姿はこちらです。 街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われる美しいハープ演奏♪ ごっちゃ箱 現代詩人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 10, 2017 12:33:21 AM
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