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テーマ:徒然日記(23506)
カテゴリ:恋愛、人間関係
昔、高校の古典の先生が出産されて子育てに専念したいと辞職されていった。
美しくて落ち着いていて「しっとり」という形容詞の生まれ変わりのような 素敵な先生で、古典の先生なんだけれども、雰囲気的には白衣を着て黙々と 化学で実験ばかりやっているのが似合いそうな感じの先生でもあった。 当時、高校生の私は、高校の先生を辞めるなんてもったいない、と思った。 子供が大きくなった時に先生は再び高校に戻れるのかなあ、とも漠然と人事 ながら心配した。その先生は教え方も丁寧で整然としてわかりやすかった。 女性は結婚して子供ができたり、あるいは再婚でも相手や自分に小さい子供が いたりすると、どうしても子供中心の生活を送りたい、と思うものではないか。 男性でも絵の好きな人が子供ができてから描けなくなり、子供が小さい内は じっくりと絵を描くのをあきらめます、と言う人にも出会ったことがある。 それにしても、できる事なら子供がある程度大きくなったら、できれば母親も 経済的な自立を目指して職場復帰するなり、起業するなりができると一番いい、 と思う。が、職場復帰の難しい会社も多いのではないか、と思う。 また女性が家にいて家の中を整理整頓してくれるのは男性にとってはありがたい。 もちろん、家の中を綺麗にしてくれて尚且つお小遣いを稼いできてくれる妻は さらにありがたいわけだが、実際、女性も会社に働き始めたりすると会社が中心に なる。家の掃除なんて一週間に一回週末にまとめてやるのが精一杯になったりする。 まあ、しかし、仕事に出かける前毎朝掃除機をかける綺麗好きな女性の話も聞いた ことがある。うーん、耳が痛い。毎朝!? 既婚女性の職場復帰は夫の理解も必要になる。夫の意外な嫉妬にあったり、ここで あきらめてしまう女性も意外に多いのではないだろうか。 でも、あきらめないでね。 日本の若者で高卒の失業率が14パーセントと高い、というニュースも見たが、 日本は会社に入ってから研修を受ける事も可能な会社も結構ある、と思う。 フランスでは、2002年から職場で積んだ経験を資格として申請できる制度がある。 Validation des Acquis de l'Expérience と言われているもの。 たとえば、経理の勉強をせずに会社に入り、会社の中で経理を実践的に覚えた人が 経理資格を持っていると申請し、それが通れば、その人のキャリアにできるもので、 転職のときにそれを国家資格として履歴書に載せることができる。 あるいは高卒でも大学3年生のクラスにいきなり入学が認められることもあるらしい。 簡単に言うとそういうことらしいのだが、この申請にも当然規制があり、申請者は ヴォランティアでも会社員としてでも、とにかく同じ仕事を最低3年間はこなし、 率先力として仕事を身につけていることを証明しなくてはいけない。 要は会社勤務で人は必ず何か学んでいる、ということなのです。 日本にいた時、生物学者たちのもとで働いていた高卒の青年がいて、その人は生物 や化学の知識をかなり身につけていた。その人は恋人がいて、結婚したいと思った が、相手の父親から高卒者には嫁にやれない、と言われたことに相当な反発感を覚 えていた。相手の父親はなんてバカなんだろうとその話を聞いて思ったものだった。 安定した大企業で正規の会社員で、仕事は熱心。落ち着きもあり、しかもかなりハ ンサム君で、何が文句あるのだろう。 もしかしたら、ハンサムが災いしてルックスだけの奴と思われた可能性もある。 学歴だけがネックなら、こういう人にこそ、上記のフランスのような制度を利用し てもらって化学や生物部門での大卒程度の資格をポンとあげたい、と思うくらいだ った。キモチ、下克上。 またまた徒然なるままに。 ともかく経済的自立を目指す女性に万歳なのです。 マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeは12月初旬にロンドンでコンサートの予定! ベガジョーと知られる前のマンチェスターの 時の姿はこちらです。 街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われる美しいハープ演奏♪ ごっちゃ箱 現代詩人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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