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カテゴリ:環境保護
フランスのサルコジ現大統領が、東日本大震災20日後の2011年3月31日に数時間の来日。 海外から一番先に日本を訪れた首脳としては最初の大統領。 ちなみに日本は55の原子炉発電所を持つ原発国として世界第3番目だそうだ。 一番目はアメリカで二番目が80パーセントの電力を原発に頼るフランス。 今回の来日と共に福島原発の状況に役立てるようにいろいろとフランスから物資を持ち込まれた事には感謝しなくてはいけない。 が、一つ気になることがある。 来日前のサルコジ現大統領は日本政府が今の災害対処に集中しなくてはいけないだろうがもし自分の来日が受け入れられればできるだけ早く行きたい、と震災後フランスで話していた。 2007年5月16日からフランスの大統領であるサルコジ氏。 大統領選挙の時に原発推進派として登場。原発はクリーンだ、と言い切り、放射能廃棄物の始末処理については一切触れなかった。以来、時々サルコジ大統領は原発の営業マンではないか、と思うことがあるほど、フランスの原発をエジプトや南アフリカなどなどに売り込んだ。 (http://www.marianne2.fr/sarkofrance/Japon-Sarkozy-pense-a-sa-filiere-nucleaire_a381.html) あの時、私はサルコジ氏に広島を訪問してほしい、と思ったくらいだった。現場で放射能を浴びて命を奪われた方々の資料を現場で見てほしい、と。 実はそのサルコジ大統領、日本から帰仏してなにやらこう呟いたらしい。フランスのル・ポスト紙に掲載された記事では、同行した何人かのジャーナリストにフランスは今後原発から抜け出して風力発電を勧めようかと思う、もし大規模な風力発電パークが金銭的に直ちに無理であるなら、例えば、政府が援助して各家庭が庭の一角に小型風力発電の設置するように推進するとかを真剣に考えようかな、と。 (私が思うに援助と言うのは、小型発電機購入設置費用は個人負担でたとえば、その支払い金額分を所得税の対象から省く、というようなものだろうか。) 庭の一角にミニ風力発電機は確かにあまり美しくはないかも知れないが、未来にかかわることならば、と。大統領官邸のエリゼ宮はこの情報を否定はしていない。 2011年3月29日の大統領主催の閣議でも実はすでに風力発電推進を考慮に入れていることが発表されているし、実は2008年に日本の元首相福田氏に風力発電推進の話をしていたらしい。 (次回のブログにフランス語記事の文章を載せます。) ちなみにフランスは日本のような地震国ではない。南仏はちょっぴり地震の可能性があるそうだが日本の比じゃない。もし日本にあるような震度4ぐらいの地震が来たら家の中はきっと棚が全部落ちてぐちゃぐちゃになるだろうし、震度5ぐらいでも家は崩壊してしまうのじゃないか、と思う。 大体、自分のフランス人の主人の話で恐縮だけれども、彼は実にたくみに書類やガラス瓶なんかを小さなものの上に大きなものを危うい感覚で置く習性がある。作った本棚はなぜか小さなものを一番下につくりつけてしまう。安定性に欠けていても、フランスでは地震がないから落ちないのだ。友人のフランス人も何か微妙なバランスで立つ本棚を作っていた。もう、これは感覚の差です。 (仏ル・ポスト紙2011年4月1日号 http://www.lepost.fr/article/2011/03/31/2451929_sarkozy-change-d-avis-sur-le-nucleaire-des-eoliennes-dans-tous-les-jardins.html)に掲載されていたフランス語記事は次回のブログでご紹介。) 明るい希望、元気の出る岩崎聖侍氏のブログから福島県いわき市への物資届けの実態が語られている
イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joe ベガジョーと知られる前のマンチェスターの 時の姿はこちらです。 街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われる美しいハープ演奏♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 4, 2011 11:12:58 PM
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