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カテゴリ:France
日曜日の夕方、ドライヴに行こうと車ででかけた。
約2km走行後、車を止めて、 木が何本か植えられ、割りによく整備され、 ちょっと洒落た感じのゴミ捨て場があり、 そこで車を止めて不要になった紙類などを捨てた。 さて、そこで再度、車を走らせようとして、クラッチのペダルを踏むと にゃんと奥に引っ込んで戻らなくなってしまった。 と、いうことは車を移動させるための一速も得ることができない。 内心かなり焦りが出た。心の中で、いやあ、落ち着く、 落ち着くのだ、と自分に言い聞かせる。 これも何となく日本人っぽいかも、と思いながら。 イギリス人も結構落ち着いているかも。 島国の人って落ち着いているのかも。一見だけど。 内心は大パニックで爆発寸前でも。 こういう時、もしこれが主人だったら、フランス語でどんなののしり言葉が 出ていたかわからない。主人も時と場合によっては冷静なこともあるが。 いや、人それぞれ、その時によるかもしれない。 フランス人の友人は怒りが頂点に達すると異常に冷静になってしまうのと いう嘘のようなことを話していたが。 車の構造も機械も良くわからない自分がパニックに陥ってそこでどうしたか、 というと、クラッチペダルをまず覗いてみる、というまるでメカにシャンみたいな 真似をして、もちろん、何の役にもたたない無駄な行動。 クラッチペダルを手で前に持ってきて、もう一度エンジンをかけて、 再度一速にしてみようとしたが、これも不可能な状態。 仕方なく、車をゴミ捨て場に置いて家に戻る。 まさか、廃品回収で持っていかれないよね。いや、まさか。 翌日の今日、見にいったが、ちゃんとあった。 ぼろい車で良かった。これが逆にベンツだったりフェラーリだったりしたら もう現場にはなかったかも知れない。 幸い、家から歩いて2kmの距離で良かった。荷物も少なくてよかった。 これも不幸中の幸い。 家まで歩いて、まずどこから何をしたらいいのか実際は頭の中は真っ白。 主人は出張中で不在。と、いうか文系のせいか彼も車はあまり詳しくは ないみたい。 とりあえず、インターネットでこういう問題に遭遇したフランス人たちの チャットを探した。すると、結構似たようなクラッチの問題がおきているらしい。 cable d'embrayage la butte de p?dale の故障が原因なら4000円くらいで修理代が済むとかも書いてある。 で、それって何だろう。 レリーズフォークのことなの、クラッチディスクのことなの? 翻訳通訳もしたことのある私、早速インターネットで調べてみるが、 頭から針金がでるばかり。クラッチにもいろんな種類があって、 これは奥が深そう。 チャットの中ではクラッチの整備は自分でやっちゃうので問題は もう起こっていない、という優れたフランス人もいた。 4000円で済んだところに8万円相当の見積もりをよこした修理屋さんも いたそうだ。 車の保険会社のアシスタンスに電話をすると最寄の修理工場まで 車を動かすだけで日曜日の夜なので2万円くらいかかる、 といわれ止めた。電話の向こうのアシスタンス女性も田舎で 高速道路にでもあるわけではないのなら翌日を待ったほうがいい、とか いろいろ丁寧にアドヴァイスしてくれた。 それにしても、美声の主のフランス人女性、夜の10時でもちゃんと仕事して とてもクールで感じが良くて話し方が落ち着いていて格好良かった。 で、今朝、最寄の修理工場に連絡を取り、現在返事待ち。 が、連絡が来ない。午後再度連絡。が、13時半はまだみんなお昼ごはんか。 仕様がない。もう少し待とう。 次回もし車を購入する機会があったら、私のような人間はオートマが良いかも しれない。日本ではオートマに乗っていて快適だった。 フランスに来てMT車に乗り始めた時は怖かった。 坂道で止まって再発車する時、苦労してしまうような私だった。 その時はハンドブレーキをかけながら、発車寸前でハンドブレーキを抜いて 坂道を上りあがる技をもう最近は使っているので、緊張度は以前よりないけれど、 こういう操作工夫が好きな人はMT車を好きなのだろう。 なんとなくフランスはMT車に乗る人が多い感じがする。 ともかく、車のこのクラッチペダルの問題はもし自分が家から遠く 離れた南仏の田舎のど真ん中で、しかも車がほとんど通らなくなる 夜などに起こっていたら、とか もし自分が高速道路で似たようなことが起こったら、と思うと 恐怖である。しかも10月末にはマルセイユの市内まで主人を迎えに 行かなくてはいけないかもしれないことを思うと。あははは。 こんなところでクラッチペダルが戻らず発進できなかったら、 しかも携帯電話もなかったから、 しかも夜だったら。と想像すると。笑うしかない。 ゴルジュ ドュ ヴェルドン 南仏の駐車場の風景 イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joe ベガジョーと知られる前のマンチェスターの 時の姿はこちらです。 街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 12, 2018 06:18:17 PM
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