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カテゴリ:France
夕べは友人宅でフランス人の15歳の女の子のバースディパーティだった。
とても美しい女の子である。 読書好きで部屋の中は本だらけで収集がつかないこともあり、 一昨年あたりは私もその片付けに手を貸したことがある。 さて、彼女は乗馬クラブにも通い、馬が大好きな女の子で 彼女の誕生日のプレゼントの中には当然馬にちなんだ ジャケットが2枚選ばれていた。 茶系の美しくて暖かそうなスポーツ系のジャケットだった。 私たちは南仏陶器で知られるヴァラージュのカフェオレボールと シリアルボールなどをプレゼント。 淡いパステルピンクの光沢も美しい陶器。自分でも使っているが、 その色艶に優しい気持ちになる。 昨日、その工房に行った時は、職人の一人、たぶん、彼は 工房のチーフではないかと思う、が私を見ると、Bonjour!と 遠くから声をかけてくれた。 日焼けした顔に涼しげな地中海のような青い眼をした背の高い 職人さんで、一度、主人と話をしていた時に、この仕事が 好きで、と目を輝かせていた楽しげな表情を思い出す。 プレゼントは結構喜ばれ、一緒に招待されていたハイセンスな 感じのイタリア人の女性も思わず「あら、綺麗なピンク」と 言ってくれた。 他にはジヴァンシィのバッグに大きな分厚い小説が一冊。 可愛いブレスレットと子猫の形をした指輪を片付ける小物。 そして、一番、注目の的となったのが、母親の選んだお化粧セット。 何かパーティのあった時にそろそろちょっとお目かししたい年頃で、 スーパーマーケットの安物の化粧品で目の周りを真っ黒にするような 自己流お化けになってしまう前に、ちゃんと基礎化粧を教えておきたいと 言うことらしい。 彼女の母親の言う目の周り真っ黒お化粧は、パンクパッションの 名残メーキャップで、ヴィジュアル系ロックバンドの好きな 女の子たちに好まれてされるお化粧のことと思う。 さて、15歳の彼女に選ばれたのは、にゃんとすべてディオール。 15歳でディオール。さすがフランス。 オードトワレ、基礎クリーム、マスカラ、頬紅、口紅、その他 一式。抜け目のない選択で、口紅も薄めの上品な色。 そこでハイセンスな淡い青い目をしたイタリア人の婦人に教わってお化粧。 私も途中から興味深々でバスルームへ。 特に頬紅の使い方は間違えて欲しくないと。 が、ちょっぴり遅かった感じが。 ま、色がかなり品のいい押さえ気味のチョイスだったので気にはならない。 マスカラもしっかりとお化粧をし終えた彼女はまるでトップモデル。 「乗馬クラブと学校へこれでいこうかなあ」と屈託なく笑い、 母親は「化粧は次回はクリスマスに。お化粧して学校行かないでね」と 釘をさされておりました。 フランスの女性は化粧しない人もたくさんいます。 ただ、紫外線をやたら浴びる人が多く、南仏では40代でしわだらけの 人も多いのですが、なんとなく、結局その人の人柄でしわなんか まるで気にならなくなり、しわを愛するような感じすらあります。 昨今は皮膚がんの恐れもあるので、ま、紫外線は避けたほうが よかろうとは思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 15, 2016 04:25:42 PM
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