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カテゴリ:環境保護
蚊にはよく刺されるが、掻かないでしばらくすると痒みが止まることが多い。
搔かないので痕も残らず消えてゆく。 意図的に搔かないようにしているものの、うっかり、いつの間にか掻いてしまう。 思うに、一番いいのは、刺された箇所を指で押し出すことだと思う。 そのあとは即、手を石鹸で洗っておく。 蛋白源を求めて雌の蚊がさしてゆく。なので、刺してくるのは雌だけ。 インドネシアの蚊は熱帯地方でデング熱や何やらいろいろ不安に煽られて 怖い、と思っていたが、南仏の蚊よりはやさしい。 やさしい、というのは、刺された後の膨らみ方もかなり小さく、 痒みも少ない。 一応、フランスからインドネシアに行く前に ワクチンは打っていったので、どこからでもかかってこい、みたいな 気持ちもなかったわけではない。 そのワクチンのせいだと思うが、一週間、熱もないのに熱っぽくて ほとんど動けない状態だった。 チフスなどはこんな状態になるのかも知れない、と思った。 ワクチンは渡航の何か月か前に接種するように、と言われるのはこのことか。 自分は、インドネシアに発つ直前に打っていったので、向こうについてから この恐ろしい状況になってしまった。 ワクチンのせいとしか思えないので、医者には行かなかった。 一週間後には元気になっていた。 ただし、2017年現在、海外旅行と病気のサイトによると、 マラリアに対抗するワクチンはないそうだ。うっそお。 予防薬はあるらしいが、妊婦は避けたほうが良い。 インドネシアは蒸し暑くて大変だったけれど、ほんとうに 一歩歩くだけで、まるで何時間も肉体労働をしました、みたいに 汗だくになってしまう。夕方ようやくしのぎやすくなった。 インドネシアといっても、ジャワ島の大学のある町ヨガカルタ。 山沿いに行けば、曇っている日など、結構、秋の富山県か 秋の北フランスみたいに涼しいこともありました。 山沿いの夜は結構冷えました。 ヨガカルタではみんなよく長袖着ていた。 宗教のせいだけもないんですね、きっと。 ま、中には、肌を露出するファッション重視型の軽装の 若い人たちもいたけれど。 インドネシアにはジェラニウムのエキスを使った蚊よけクリームなどが 売られていた。レモングラスを道端に植えていた村もあった。 チッチヤと呼ばれる小さな爬虫類がよく壁を這い、パクパクと口を開け、 蚊を大量に食べていた。小さなチッチヤは人間の友だとその時は思った。 北フランスに住んでいた時は蚊に刺されたことがなかったので、 そういう意味では北フランスはいいなあ、と。 ただ、アパート住まいで畑もなかったので、蚊に遭遇することも なかったか。 牛が放牧されるようなところや森に入っても蚊に刺されたことはなかった。 そういう意味では北フランスはやっぱり良かったなあ。 ただし、洗濯物を乾かす利点では南仏にはかなわない。 蚊は英語で モスキートう mousquito フランス語は ムスティック moustique 男性名詞 un moustique le moustique すると、雌の蚊に刺された場合、どうなるんだろうか。 Les moustiques mâles et femelles se nourrissent du nectar des fleurs, et participent ainsi à la reproduction des plantes, au même titre que les papillons. Seule la femelle moustique pique. La piqûre intervient après l’accouplement, une fois la femelle fécondée. Le sang ainsi récolté constitue une source de protéines pour compléter la maturation de ses œufs. Selon les espèces, les femelles sont attirées par un mammifère, un oiseau ou même des animaux à sang froid comme les grenouilles et les serpents. 上記のフランス語は代名動詞や単語さえわかれば、大体わかる人もいるのではないだろうか。 大体の内容、そのまま訳してはいないけれど、大体の内容はこう。 雄雌ともに蚊は花の蜜を吸い、蝶のように受粉作業をする。雌の蚊だけが卵を熟させるために 蛋白源を求めて妊娠後刺してくる。 雌の蚊は種類によって哺乳類、鳥、カエルや蛇などの変温動物に惹かれて刺しにくる。 蚊は普段は蜜蜂や蝶と同じで花の蜜を吸って生きていて、受粉作業をしてくれるのだそうだ。 そういう意味ではあながち害虫と片付けてしまうことはできない。 とりわけ、雄の蚊は。 妊娠した雌の蚊だけが人の血を吸いにくるわけで。 そうは言っても、いろんな細菌を人の体内に刺してしまう可能性もあるので、 中でも、とりわけ、怖いのが、マラリア、フランス語では le paludisme と呼ばれるもの。 マラリアは1900年代にあの寒いはずの北海道にあったそうだ、と読んで 驚いた。沖縄のマラリアは1962年にようやく撲滅されたそうだ。 ウィキペディアでは北朝鮮から韓国にマラリアが上陸したこともあると 書いてある。北朝鮮の一般国民の貧しさは時に耳にすることはある。 ほんとうに弾道核ミサイルにつぎ込むお金でもっと農業と衛生面の充実を 図ったほうが国はもっと豊かになるのじゃないか。 そんなに簡単なものでもないのだろうけど。 現在の日本では海外渡航者がマラリアにかかって帰国する例もあるらしい。 インドや東南アジア、オセアニア、アフリカなど、特にジャングルに行く時は 要注意、ということになる。せめて、どんなに暑くても身体を覆う服装に したほうがいい。 インドネシアの水道水は飲むと下痢を起こすか、下手するとチフスにかかる場合も あるらしい。もっとも、インドネシアを愛する人は、ワクチンはせずに渡航し、 水道水は必ず沸騰させて飲む、かき氷とアイスクリームは避けておく、 などに注意しているそうだ。私も水道水は沸騰させてコーヒーをいれて 飲んでいた。かき氷もアイスクリームもたまらず食べてしまったが、 別に病気になったことはない。ただ、頻繁には食べていない。 インドネシア、ジャワ島のヨガカルタではココナッツを道端で売っていて、 それを冷蔵庫で冷やして水代わりにいただくと、それは、それは極上の味だった。 なんて贅沢なこと、と思うくらい。安いし。身体にもいい。元気がでる。 パイナップルを道端で売る人もいて、これも安い。甘い。元気がでる。 ミネラル水を家庭に常備する家が多いが、冷やしたココナッツだよね、やっぱり。 インドネシアはそういう意味では果実の王国だった。バナナも普通に実るし。 ただ、不安だったのは、シャワーを浴びる時や歯磨きの時。 間違って口に入ったら、どうしよう、と。歯磨きはミネラル水で、なんて。 インドネシアで土地を得て、果実だけで生きることは可能かもしれない。 ただし、外国人は土地を購入できない。 若いインドネシア人妻と妻名義で家と土地を買って、離婚して一文無しになった 日本人男性の話を聞いたことがある。男性は退職金の全財産をつぎ込んで、 家と土地を購入し、インドネシアの若い妻をめとったが、悲惨な話だ。 しかし、日本に帰国して家も仕事もない場合は申請して生活保護を受けることも できるはず。インドネシア語ができるなら、何かできるかもしれない。 さて、他の国では蚊のことをなんと呼んでいるんだろう。 オランダ語とか蚊がいなさそうな気がするが、mug インドネシア語は ニャムック nyamuku なんか、むっくと起き上がる猫を想像してしまう... 中国語は発音はわからないが、漢字で通じるのね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 4, 2017 07:24:15 PM
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