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カテゴリ:昆虫
2019年7月17日、南仏は晴れ。外は乾いています。
今日は小さな水色の蝶の写真を撮りましたが、すべてピンボケ。 羽を開くと、羽の内側がもっと美しい空色をしているのです。 ほんとうに青い花びらがひらひらと舞っているようです。 L'Azuré bleu céleste prise le 17 juillet 2019 en Provence Verte 83 dans le Var. Petit papillon bleu ciel とか Azuré bleu céleste とか検索すると、もっと立派なプロの写真が出てきます。 あ、リンクをしておきました。このリンク先の写真は、2002年の5月末くらいに ロワール地方の Le Pé de Jojo, à Loudun というところで撮影されたそうです。 グーグル検索だと、一緒に青い蝶ネクタイも出てくるので、あれ?って感じです。 Azuré bleu céleste という表現はものすごく美しい。 céleste は「天の」という意味があるので、神秘さが増します。 確かに天から舞い降りた小さな青い宝石みたいです。 青が目立つのはオスの蝶だそうです。 私が2018年の6月に撮ったわずかに青い色が入った蝶はメスだそうです。 しかし、L’argus bleu nacré と呼ばれる少し異なる種類の蝶かもしれませんが、 ほかにも、また異なる名前でほぼ同じ蝶もいるようで、専門家でもない限り、 違いを見分けるのは困難だそうです。 お前はダイヤモンドとこの青い蝶とどちらがほしいか、と聞かれたら、 迷わず青い蝶とこれらが育つ環境が欲しい、と答えるでしょう。 Azuré bleu céleste と呼ばれるこの小さな青い蝶は幼虫の時に 蟻の保護を受けて育つ時期があるそうです。 青い小さな蝶はアリがいないとだめなんですね。 フランスならほぼどこにでも見かけるそうですが、 コルシカ島、北部、ブルターニュ地方にはいないそうです。 ノルマンディは北部ですから、 ノルマンディに住んでいた時は見たことはやはりなかったです。 太陽の好きな蝶で乾燥地帯が好きだそうです。 L'Azuré bleu céleste prise 17 juillet 2019 en Provence Verte 83 dans le Var. 似たような蝶でエメラルド色の蝶もいますが、今年はまだ見ていません。 Argus vert と呼ばれていると思います。 そして、よく見かけるこんな蝶の写真も撮りました。もろ、ピンぼけ。 あと、何年かぶりに見かけた珍しいバッタも撮りたかったのですが、 もう薄暗くなっていたので眺めただけ。 いやあ、もう遭遇しないのか、と思ったのですが。 生きていてくれて良かった。 脚の部分が黒と白で、背中に青い色が入ったバッタで、 飛ぶ時に青いものが飛んでいる印象を与えるバッタです。 南仏生まれで畑仕事をずっとしてきて、ブドウ園で働く知人は 特に珍しくもなさそうに、ああ、あのバッタね、と軽く言われましたが、 私にはとても珍しいバッタです。 バッタ、と書きましたが、 Oedipoda caerulescens に似てないでもない。 うーん、ちょっと違う気がする。 何だろう、日本語で。 あと、南仏の草が生い茂る場所では見事な鈴虫の合唱が聞けたものですが。 今はまだ蝉の大合唱がすごいです。 ほかには鮮やかな黄色と黄緑の蝶も割と頻繁に見ます。 シトロンですね、いつか写真に収めたいです。 ほかには、白と黒のすじが入り、尾に小さく青が入った珍しい蝶もたまあに みかけます。こちらはもしかすると絶滅の危機にある蝶だそうです。 Papillon flambé と呼ばれる優雅な蝶です。アゲハ蝶ほど大きい蝶です。 Les carnets nature de Jessica のサイトも良くできています。 まだ20歳くらいの時かな、日本のテレビドキュメントで、 中年のおじさんが「蛾」にはまっていて、もう笑顔一杯に その蛾の種類の多さと美しさを語っていました。 実は、その頃は、なんで蛾にはまるんだろうか、と不思議でした。 興味がない時はないものなんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 21, 2019 05:20:35 PM
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